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今だからこそ。世界をリードするブランドの秀逸なメッセージ発信まとめ
こんにちは、アメマ速報の清水です。個人の記事としては前回の発信から7ヶ月以上が経ってしまい、チームのメンバーには顔向けできない日々を過ごしていました(汗)。
さて、世界は今、COVID-19の拡散により厳しい状況に直面しています。こうしてノートを書いている間にも、感染者は増える一方で、また医療従事者の方々は自らの命を危険にさらしながらも懸命な努力を続けられています。そういった方々に敬意を払いながら、私達は「自分ができること」を意識して、この状況を耐え抜くしかないと思います。
在宅勤務を進める中で、興味深い記事を発見しました。”McDonald's and other brands are making 'social distancing' logos(マクドナルドやその他のブランドが”ソーシャルディスタンス”ロゴを作っている)”というCNNの記事、”THESE FAMOUS LOGOS HAVE BEEN REMADE FOR THE CORONAVIRUS AGE(”コロナウィルス時代”のために有名なロゴがリメイドされている)”というAdAgeの記事です。AdAgeは広告関連のメディアとしては、一二を争う発信力・影響力を持つメディアです。
CNNとAdAgeの記事を参考にしながら、いくつかご紹介したいと思います。
マクドナルド ブラジル
フェイスブックページでポストされました。アイコニックな”M””を離して表現。
コカ・コーラ
NYのタイムズ・スクエアにOOHを掲出しました。ロゴの文字一つ一つを離しています。
アウディー
ソーシャルメディアにビデオを投稿。”距離を取って”というメッセージと共に。
フォルクスワーゲン
同じくソーシャルメディアにビデオを投稿。
ブランド非公式ロゴ
ここからは、スロベニアを拠点とするクリエイティブ・ディレクターであるJure Tovrljan氏(AV Studio所属)が、独自の視点とクリエイティブ力で各有名ブランドのロゴを制作した例をご紹介します。ブランドが公式に発表しているロゴではありません。
スターバックス
こちらは、Jure氏の最初の作品です。スターバックスのロゴを見た時に、「マーメイドが、マスクを付けていたらどうだろう」と考えたそうです。
マスターカード
注:マスターカードは2019年にロゴが刷新され、今は「mastercard」の文字はなくなっています。
NBA
バスケではなく、パソコンを使って何かをしています。過去のベスト・プレー賞でも見ているのでしょうか。
ユナイテッド航空
UNITED⇒DIVIDED。
コロナ(ビールブランド)
これは、賛否両論ありそうですが・・・もともと「Corona」と表示されていた部分が「Need New Name(新しい名前が必要)」になっています。
これらのロゴを発表したJure氏は、AdAgeの取材で、こう語っています。
「最初はネガティブコメントがいくつかありました。でも、これらは全て”ポジティブな精神”で制作しました。私はただ、(他とは)違ったやり方でメッセージを広めたかったのです。ソーシャルディスタンスを守ること・可能な限り家にいることを、人々に伝えたいと思いました。情報が広がり始めたら、みなさんはこれらの作品を”ポジティブでクリエイティブ”だと考えるようになりました。」
「これ面白いね」と、ただ話題にされることを目的とした作品ではなく、クリエイティブの力で少しでも人々の行動に変化をもたらすことができたら、という彼の想いが伝わってきますね。
いかがでしたか?
このような状況になると、企業の姿勢や対応に注目が浴びます。マクドナルド、コカ・コーラ、アウディーやフォルクスワーゲンなど、グローバルで影響力のあるブランドが発信したメッセージは、多くの方々に届いたことでしょう。
今の状態が一刻も早く収束するよう、個人としてできること、また会社としてできることなどを考え、正しい行動を行っていきたいです。
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