ノスタルジーに浸る、ミレニアル世代アーティストMV事例
こんにちは！アメマ速報の齊藤です。今回は最近のMVトレンドについてまとめてみました。
毎日新曲・新MVがリリースされるハリウッドで、毎日ビルボードチャートのランクは変わり続けているのですが、MVに関しては話題になるMVとそうでないMVと分かれるな〜と思います。
MVの話題化って、”ジャスティン・ビーバー的なA級セレブがたまたまインスタで紹介して話題に！”のような偶発的に起こるものもあれば、ショーン・メンデスとカミラ・カベロのように"出演した2人が恋仲になって話題に！”ってこともあったり様々方法はあると思うのですが、最近のハリウッドでは『ノスタルジア系MV』が目立っているなと思います。
日本では平成から令和になって、平成を懐古することが多かったように、アメリカでも昔を懐かしんで共感を深める、当時の出来事を人に話したくなる、そんなムーブメントが起こっているようです。
「そうそう、これ流行ったよね」「こんな雰囲気なんか懐かしいな」「なんだかんだこれが落ち着くよね」という風に自分を重ね合わせて懐かしみに浸り、人との会話が生まれ話題になっているのだと思います。
以下、最近目立っているノスタルジア系MVの事例です。
Ariana Grande, Social House “boyfriend”
MV：https://www.youtube.com/watch?v=9SRxBTtspYM
まずはこんな大物も。アリアナの作品でノスタルジア、といえば”Thank you, next”のMVも80-90’sのガールズ映画をパロディ化して話題になりましたが、今回の作品はシネマティックなトーンで男女の恋模様を作品を描いてます。しかもこれ、2014年にリリースされた"Break Free" feat. ZEDDのMVを思わせるような戦闘？シーンがあるのも、これもまたノスタルジアのひとつ。
Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus “Old Town Road”
MV：https://www.youtube.com/watch?v=w2Ov5jzm3j8
TikTokで火がついた新生ラッパーのLil Nas Xの超有名曲。ヒップホップとカントリーのMIX曲ですが、MVを観るとわかる通り本当に映画のような形で制作されています。（西部劇の世界観を描いたゲーム『レッド・デッド・リデンプションII』の映像をMV中に使用しているのも話題になったひとつの要因ですが）
PnB Rock feat.XXXTENTACION “MIDDLE CHILD”
MV：https://www.youtube.com/watch?v=ca0h9TnbTIo
今年銃撃に遭い亡くなったXXXTENTACIONとのポジティブな回想を重ね合わせた作品。彼を彷彿とさせる青い髪のキッズをキャスティングして、彼らが子供時代だった90’sの雰囲気に仕上がっています。（ちょっと小話していいですか？これ、弊社STORIES INTERNATIONALで企画・制作したMVです！LAっぽく見えないと思いますが、LAで撮影してます。）10日間で1,000万回再生以上突破という勢いで、アリアナを抜いてYouTubeトレンドの8位にもランクインしました。故人が制作に関わった作品となると切ない・暗いトーンになりがちですが、敢えてポジティブに描いているという点が話題になっています。
FAKY ”GIRLS GOTTA LIVE”
MV：https://www.youtube.com/watch?v=Um0Yk3ahDCA
世界で活躍している日本のアーティストも、注目したのは90’s。アップテンポのキャッチーな曲を、あえて90’sをイメージしたトーンやメイクアップ、衣装で仕上げている作品。レトロでいて新しい、そのコントラストが一際アーティストを目立たせています。（ちょっと小話していいですか？これも、弊社STORIES INTERNATIONALで企画・制作したMVです！BLACKPINKやビリー・アイリッシュのクリエイティブを手がけるアレキサンドラ監督を起用してます。）
ミレニアル世代の今のムード
面白いのは、上に挙げた通りベテランアーティストではなく、ミレニアル世代アーティストのノスタルジア系MVが注目されているということです。
ミレニアル世代のアーティストが人生経験を経てだんだんと30代に近づき（30代って転職・結婚・出産等人生が大きく変わるタイミングでもありますよね。）、じわじわとGEN Zに世代交代していく中で、自分たち世代のノスタルジアを映画のようにMVに残し、オーディエンスの共感を得ているからかもしれないですね。
STORIES INTERNATIONALでは海外クリエイター・監督を起用した国内外アーティストのMV制作をしております！作品実績や監督リスト、お見積などお気軽にお問い合わせください。
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