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もぐもぐ日記(2021/4/25)

・「良くなってる」と言われた。
これは駄目だろう、これは駄目だろうと思いながら何度もやってみたけど、概ね「良い」だった。

自覚がないので、よく何がよかったのか考えないといけない。

今回準備が間に合ってなかったのが良かったのかなと思った。自分の台詞と目的だけやんわりわかってて、相手の台詞が頭に入ってないので、話の流れは相手の動向を頼りにしていた。相手をよく見れていたのだと思う。完全に手放しでやるにはやっぱり台詞やら流れは覚えないといけないのだけど、補助輪付きでは走れた感じだ。今までは三輪車を自転車と言い張って乗ってた感じか。あんまりいい例えじゃないな。

・「結果じゃなくて在り方」こうあろうとはしない事。

・あと、気合については今は捨てることにした。違いは言語化して分かってるつもりだけど、気合のつもりが大体準備になるから。考える前に身体を動き始めた方が今は良さそうだ。気合は最初から持っておく必要はないというところが準備との違いでもあるから、目的を忘れなければやり始めたら勝手に気合いは付いてくる、かもしれない。

・身体を稽古場と一体化させることを忘れてしまう。体でなんとかしようとしていると上手くいかない。体から気を出すことをイメージすると私には小さすぎるようで、体のもっともっと外側から出すイメージがちょうど良い。うまくいかなかったら、範囲を広げる。

・他人の言葉を頼りすぎてはいけない、と最近分かってきた。共通言語って劇団で使ったりするけど、自分の納得できるイメージを信じる方が大切だ。先生が見てくれるうちは、自分が分かるイメージを探して更新していこう。

・弱いところは、首と肩甲骨。完全に原因は肩こり、首こり。あと滑舌。口が開かない。口の中で喋ろうとしてしまう。口を大きく開ける事。口と上顎の柔軟性を高める。全部の音をはっきり出せるように。

・リューバのマシンガントークのシーンが面白かった。
まだ戯曲を身近に置ききれないけど、あのシーンの目的は「空気を読め」なのかと思った。誰も自分勝手なリューバを誰も咎めようとはしない。まあ陰口言おうもんなら、アーニャに怒られるし。でもその悪口を否定はしないんだよね。「黙って心に留めておけ。」なんだよね。腫れ物なんだね、そりゃそうだよね。
そこにトロフィーモフなりの優しさを持ってストレートに言ったら、逆ギレされて協調性のなさをグサグサ刺していく。優しい女神のような人なんだと思っていたけど、結構えげつないんだとわかった。自分の欲しい言葉の為なら、生傷見せて「痛そうでしょう!?」とかやってしまうのだ。第一印象をなかなか自力で崩せないのが悔しい。

・他の人のセリフを読むのもかなりいい情報収集になる。今回、「トロフィーモフは正しい」というのが分かったのが収穫だ。自分の役の歴史とか内面とかを掘りがちだけど、他人の情報から近づけていくのも方法だ。

・エピホードフのシーンも一気に悲壮感がリアルになって面白かった。不幸そうなのは分かってても、どうも身近にならなくて、人がやってるの見て昨日は「あ、出てきた。」と思った。

・「頭で考えるより自分をそのシーンに置いてみる」
パラレルワールドではなくて、戯曲をもっと身近に。
こういう経験ないか考えてみたりと、たとえツッコミの天才になる事がいいらしい。

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