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響いた!ユーフォニアム~9年の軌跡~

©武田綾乃・京都アニメーション

視聴者の心に響き続けた9年間


思えば長く遠い旅路だった。近代史に残る惨事にも見舞われながら走りきったスタッフたちに、御霊に、まずは最大の賛辞と哀悼の意を捧げたい。

今回筆を執るまでに時間がかかった。というのも、宮崎駿がもののけ姫の完成披露会で言った言葉を借りるなら、今現在でもなおユーフォが一体なんだったのか総括できていないのだ。

あまりにも濃い青春群像劇だったが、本当に多くのことを与えてくれた作品であることは間違いない。素晴らしい音楽とシナリオ、個性豊かなキャラクターたちが確かにそこにはあった。

正直、京アニの萌え絵で一般大衆に受けづらい側面はある。しかしそれを跳ね返すようにNHKや民法の情報番組でも取り上げられるところをみると、やはり中身が飛び抜けて良いことの証左ではないかと思う。

…能書きはここまでにして、次回以降は一話ごとに放送当時を思い起こしながら、当時の感情とともに回想に耽ろうと思う。

全話分走り切るつもりなので、いまだ興奮冷めやらない名誉北宇治市民の諸君は、「そんなこともあったなー」と付き合ってくれれば幸いだ。

↓次回





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