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響いた!ユーフォニアム~9年の軌跡~1期第4話
©武田綾乃・京都アニメーション
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パーリー会議から4話開始。左下にゲンドウがおる…
久美子、ユーフォを吹かないなら、帰れ!
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パーカスとトロンボーンリーダーのメンズ。北宇治吹奏楽部はイケメンが揃っている。
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斥候が香織の発言をトランペット軍団に伝える。なんだこの資生堂ツバキ感は…
彼女らは演奏内容はどうでもいいから、フェスには出ようぜという派閥。
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どっちの言ってることもわかる、とあすか。見切れてるファゴットの子かわいい。
あすかは基本中庸思想なんですけど、時折人間らしく極端な発想にでるところがいいですね。個人的に彼女の魅力のひとつだと思います。
まぁ部活でも趣味でも仕事でも、現状維持かさらに上を目指すかっていうのは人によって違いますよね。ただマクロな視点でみれば、北宇治に入学してる時点でそんなガシガシやる気なんてないんだから、適当にやらせてくれよという部員の意見はわかりますよね。とはいえ、ではなぜ全国を目指さない方に手をあげなかったのか。その自己欺瞞がまた面白くもあるのです。
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そしてまた静寂を破る麗奈のトランペット。そんないざこざどうでもいいから滝を全国につれていき、同時に自分の腕前を示したい。その突き抜けた性格が物語のいいスパイスになっていますね。
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とりあえず来週まで練習して、それでもフェスに出ないというならそこで改めて抗議しようという妥結点。意味深な笑顔のあすか。まぁでも社会に出てから経験するようなことを学べるという意味で、いい部活動だと思えますね。
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下手だったらフェスには出ない。本気だぞ。
滝の一喝が響く。あなた達が下手なままだったら、という破談の原因を部員側に委ねるという、いろんな交渉でも使える話術です。どこまでも部員にやる気と責任を自覚させる鬼軍曹を演じている滝先生でした。
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いきなり体操服に着替えさせられる部員。一体なにが始まるんです?
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地獄のランニング開始。秀一にマウントをとるあすか。才色兼備でスポーツ万能とは、天は何物与えるのだ。
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全力疾走後に演奏を命じられる部員。真価とは追い詰められた時に発揮されるのだ…!
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場面転換し、各パートを個別に指導する滝。低音パートではそれぞれが苦戦するなか、夏紀はまたしても休憩に。
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何年も練習してそれでは、それこそ時間の無駄です。
滝の右ストレートが炸裂。全国を目指すといったのはあなたたちだ、と。
嫌なら辞めればいい。でも辞めたらなにかが崩れるというどっかの剣士の名言がこだまします。
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ソルフェージュをやることになる低音パート。チューニングの音を声にだすそうな。
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ただしい音でハモると純正律で…?なるほどバイキルトか。確かにカラオケで友だちといっしょに歌うとなんか音がバカでかい気がするけど、あれだろうか…
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放課後ティータイムに合流する秀一。こんなイケメン、上級生からも声かけられるよ。先生に認められてるのかどうかで見解がわれる一同。葉月はさすが運動部出身、ポジティブ思考ですね。
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麗奈が練習で、「こんなの自主練の半分ほどです」と言ったという話題。フリーザかな?滝のマネジメント力を疑う秀一。
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通りがかった麗奈が、滝の悪口をききつけて駆けつける。妖怪耳デカ。
滝先生をバカにしたらゆるさないから!このへんでなにやら麗奈は滝先生と関係があるような空気が出始めましたね。
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三者面談。姉は受験をきっかけに吹奏楽をやめたことが判明。うわのそらの久美子。進路と部活、どちらに天秤を傾けるかなんてまだ大した問題ではない。しかし後のこれが大きな分岐点になるとは、まだ思いもしていない久美子であった。
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麗奈に学校裏に呼び出される久美子。シメられると思ったら、「昨日は言いすぎた」と。じゃあねという麗奈を呼び止める久美子。
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流れ始める「運命の流れ」。おいおい、ときたらまた名シーンじゃないかと思ったらそうでした。このまま麗奈を行かせたらまた同じ轍を踏む。麗奈を呼び止めた久美子は、「川原で噂話なんて趣味がわるいよね、あとこの前のドヴォルザークよかった。やる気でた」と懺悔と感謝を伝える。
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髪が浮き立つ宮崎駿トリックが光る演出。久美子は言えてよかった、気持ちよかったと振り返る。いい演出ですね~。謝る、褒めるなんて子どものころはすんなりできたのに、大人になると打算的になってなかなかできなくなるものです。こういった小さい成長がきちんとみれるのも、ユーフォの魅力ですね。
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サボる夏紀に合わせてみませんか、と声を掛ける久美子。着々とリーダーとしての素養が育ち始めていますね。
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きつい練習は続くが、滝先生への疑念を演奏で示してやると発起する部員たち。地道が近道とはよくいったもので、やはり毎日コツコツやることだけが上達へ通じるんですよね。若いとそれを実感した体験も少ないからなかなか飲み込めないものです。
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集大成を見せる日。せめて一発くらいはボディブローをいれるんだ。
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何よりもみなさん、いま、合奏をしていましたよ。
過酷な日々が結実したのでした。ちゃんと指摘し、指導し、褒める。上にたつ人間とはかくありきですね。
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ま、よかったね。
久美子と目配せする夏紀。吹奏楽の楽しさ、部員たちが感じ始めていたのでした。
面白いのが、この場面もソルフェージュの時もそうですがみどりはさすが聖女だけあって微笑んでるんですよね。合奏を楽しむということに集中できてる強者感があります。
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過酷な練習メニューを公開され不安がる部員へ、「私はできると思いますよ、全国を目指しているんですから」と挑発する滝。ここで部員達は、この先生は本気で全国を目指していると確信し、またエンジンがかかるのでありました。
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終わりかけのBGMが流れるなか、ちょっとまった!
そこの憂いた顔をした二人!どういうこと、なに?いや葵はなんとなく察しがついた、辞めるんだろうなと。でもあすかはおまえ、そんな顔するキャラじゃない!と当時思ったなぁ。あすかというキャラの深堀りはおそらく三期の振り返りでやると思いますが、しかしこの当時は本当に掴めなかったし、作品タイトルや久美子のアイデンティティに関わるほどの重要キャラになるとは思っていなかったです。いや、ラスボス的な存在だろうなといううっすらした思いはあったけれども。これを書いてる今も、Xのおすすめであすかとあすかの母親に言及するツイートをみました。それくらい彼女は物議の中心にいるキャラであり、考察がおもしろいキャラですよね。
もちろんキャラ設定は公式に準拠しますが、余白の部分は本振り返り内にて私の感じた内容で記述することがあるので、解釈が合わない場合もあるとは思いますが、一意見として流していただけると幸いです。
編集後記
ということで四話でした。noteって文字数が出るんですが、だいたい3000~4000くらい打ってるんだなぁと考えると恐ろしい!このペースでいくと映画もいれると12万~15万文字くらい打つことにあるので、ハリー・ポッター賢者の石の1/3くらいにはなるわけか。なんとまぁ。でもユーフォの奥深さはハリー・ポッターにも引けを取らないと思うので、なんとか完走したいと思います。