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第百五十五夜 『コンフィデンスマンJP』

「こちらの物件をご紹介できるお客様いらっしゃいませんか。」

「公開済みの物件ですか?」

「いえ、仕入れ予定の物件でして、先行でアメリさんにと。」

最近、取引をもった業者様が物件のご紹介をくださった。
株式会社アメリでは不動産業の免許を取得しているのであるが、これはFPの分野の一つに不動産が入っているからである。

そのため、アメリのサービスの内容は不動産を販売することではなく、不動産を所有することで得られる結果、つまり資産形成のスキームを提供するということになる。

そのため、不動産であればスキームに合う物件を常に探している状況である。

木造アパート、区分ワンルームマンション、マイホーム、オーナーチェンジマンション等、それを毎日、今可能な従業員の稼動で探すのである。

条件は利回りや立地ではなく、目的を達成できることである。

ある人は節税、またある人は早期退職、別の人は老後資金、保険の代わりにという人もいる。
これらの人がどんな物件でも同じ効果を得られない独自性が不動産投資の特徴とも言える。だからこそ、他の資産形成よりも弊社への相談が多いのである。

先の業者様はそんな折に、物件紹介のメールをくださり、私はその業者様のメールの3日後に買付をいただいてきた。
そして、別物件も進行中である。

たまたま、弊社のスキームに合致する物件を多く抱えていたのである。
巡り合わせであろう。

結果、その速度感もあってか先方も優先的に物件を出してくれるに至ったのである。
これは非常に名誉なことであろう。

そして、勘違いしては行けないのは、これを継続させるためにはさらに実績を積む必要があるということである。

お客様だけでなく取引業者様からも頼られるような会社でありたいとまた日々思う。

物語の続きはまた次の夜に…良い夢を。

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