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第一夜 『千夜一夜物語』
はじめに。
千夜一夜物語はサーサーン王朝時代にペルシアをはじめとする各地域の民話を編纂した作品である。
正直、株式会社アメリとは縁もゆかりもない作品である。
今回、この作品の名前を我々のコラムの表題とした意図はある。
それは、一つのことを続けることで何かを成し遂げるシェヘラザード(千夜一夜物語の主要人物)と株式会社アメリを重ね、長い期間を使って達成するための記録を残し、「明日はもっと面白い話になる」と伝えていきたいと考えたからである。
ご存知の通り、「千夜一夜」とは単に数が多いことを示す言葉なので、この物語がどこまで続くのかは我々も検討がつかない。
明日に終わるかもしれないし、二千日だって続くかもしれない。
そんな一つの懐古的なエンターテインメントとして楽しんでくれる人がいれば何よりである。
それでは、今夜の物語を始めよう。
とは言っても、どんな物語もまずは人物紹介から始まる。
つまりは株式会社アメリについて紹介していこう。
株式会社アメリとは
「営業職が次の世代にもカッコいいと思われる時代を作りたい」
そんな一言からアメリを設立しようとする者がいた。結論から言ってしまうと、その者は代表取締役ではないのだが、その話はまたどこかの夜にでも話そう。
ここで問われるのは「カッコいい」とはなんだろうという点である。
彼は続けて言う。
「これからの時代は一つの商品を販売するのではなく、顧客ひとりひとりに対して、一生涯寄り添い、その立場にたつ。そして商品を提供できる営業職が必要だ」
突拍子もないことを言い始めたかと思ったが、なるほど得心がいった。
営業職とは我々が保有する資格であるファイナンシャルプランナー(FP)のことを言っているのだと。
現在、日本ではおおよそ240万人ものFPがいるという。CMなどでも協会が広告を打ち、「人生100年時代」や「自助努力」なんて言葉と共に、人気の出てきた資格だ。
その業務内容をざっくりいうと、顧客やその家族の将来の夢や目標を経済面からサポートする事である。
しかし、FPという営業職は価値の基準が明確に出来ていなく、活躍出来るインフラが整っていない状況は社会にとっても問題であるということを、捲し立てるように言い切り、その後少し落ち着いたところで彼は言う。
「顧客に寄り添ってサービスを提供し続けることが営業職としてFPとして必要な時代になる。その際に、顧客の夢や目標を叶える手伝いが出来るこの仕事が次の世代にもカッコいいと思われる時代にしたい。」
私がどう思ったかは置いておこう。しかし、そんな思いを達成させるために、そんな時代を創るために株式会社アメリは2023年2月9日に設立されたのである。
国内の240万人のFPが働くためのインフラを作るという途方もない計画が始まったのである。
それがこの物語の始まりである
物語の続きはまた明日の夜に…
良い夢を。