記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

映画のすゝめ:『コッホ先生と僕らの革命』(2011)114分


始めに

皆様、ダニエル・ブリュールと言う俳優をご存知ですか?
ドイツとスペインのハーフのドイツ人俳優です。
ドイツ俳優と言えばダニエル・ブリュールと言っても過言ではないほど。
Instagramはこちらから。

私は2年ほど前からダニエル・ブリュールを心の底から本気で推しているのですが、日本での知名度はそんなに高く無いように感じています。
と、ダニエル・ブリュールの紹介はここまでにして(そのうち紹介記事を書こうと思っています。)、今日はそんな私が愛してやまない推し、ダニエル・ブリュールの主演作をご紹介しようと思います。

あらすじ

1874年、帝政ドイツのある名門校では英語の授業を取り入れることになった。
その教師として呼ばれたのが、英国で実際に英語を学んだコンラート・コッホ、通称コッホ先生(ダニエル・ブリュール)。
以前英国への敵対心が残る中、受け持った学生たちは英語を学ぶ気持ちがあまりない。
さらには裕福な家庭の子ばかりの中、たった一人試験的に入学した労働者階級出身のヨストを皆で虐めている始末。
そこでコッホ先生はドイツではまだ馴染みのなかったサッカーを通して、学生たちに英語、そしてフェアプレーの精神を教えようとする。
しかし、型破りな教育方法も相まって、保護者たちの間でサッカーが野蛮なスポーツだと問題になり始め……。
サッカーのパイオニアとして知られる実在した教師、コンラート・コッホを描いた作品。

予告編は↓から

感想※ネタバレ有

スポーツは心を繋ぐ、国を繋ぐ。

父親が学校に多額の資金援助をし、本人も学級長を務めるハートゥングの機嫌取りばかりするクラスメイトたち。
皆で寄って集って労働者階級出身のヨストを虐めてばかり。
そんな殺伐としたクラスだったが、コッホ先生と共にサッカー、そしてフェアプレイの精神を学んでいくうちに、だんだんと一致団結していく。
とりわけサッカーの上手かったヨストも、クラスの一員として認められるようになる。
しかしそんな状況が面白くないハートゥング。
すぐに父親に報告してサッカー、そしてコッホ先生を辞めさせようとする。
でもきっと本当はハートゥングもクラスの皆に"仲間"として認められたかった。
方法は間違っていたけど、ハートゥングもクラスメイトと本当の友人になりたかった。
だからこそハートゥングのことを憎めないし、それまでずっとヨストのことを苗字で呼んでいたのに、ラストの試合では下の名前でパスを呼んだ瞬間には涙が出るくらい感動する。
それに比べて大人の頭の硬いこと。
"親の言うことを聞いて生きていくのが唯一正しい"
自身がそう育てられ、固定観念を払拭することはなかなか難しいのかもしれないけれど、柔軟な思考こそが人を、文明を発展させる。
過去のやり方に拘ってばかりいたら成長は訪れない。

新しい風も恐れることなく取り入れ、仲間と手を取り合い前に進む。
それが人が進歩する上で大切なことの一つ。

と、映画の内容の感想はここまでとし、ここからはこの映画でダニエル・ブリュールの推しポイントを。

①おしゃれなスーツのバリエーション
チェックのベストがトレードマーク(?)のコッホ先生。
よく見ると色々なデザインのベストやスーツを着てるのです。
どれを着ても似合いすぎてる私の推し……。

②歌唱シーン
作中で酔っ払って「蛍の光」を歌うシーンがあるのですが、歌まで上手いなんて、さすが私の推し……。
作中での歌とは違いますが、Spotifyで配信されてる別バージョンもあるので良かったら聴いてみてください。
作中ではコッホ先生と管理人のおじさん(?)の2人でお酒飲みながら歌ってます。

③サッカーシーン
バルセロナの大ファンとして知られるダニエル・ブリュール。
そんなサッカー大好きな本人が、作中では生徒とサッカーをプレイしている!
サッカーの映画ということで、きっと楽しみながら撮影したんだろうなぁと想像するとこちらまで笑顔になってしまいますね。

以上、少々愛重めの感想となってしまいました。
拙い文章にも関わらず、ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?