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映画のすゝめ:『フォールガイ』(2024)114分


始めに

皆様お盆休みはいかがでしたか?
私はと言うと、娘を連れて実家に帰り、まるで「ぼくのなつやすみ」のような数日間を過ごしてきました。
そうすると休み明けのパートの行きたくないこと行きたくないこと。
どうして大人になったら働かなければいけないのか。
今すぐに仕事をやめたい。
そんな気持ちを押し殺し今日も電車に乗ります。
そんなやる気のないときだからこそ、スカッと何も考えずに心の底から楽しめる映画が観たい!
メッセージ性のあるふかーーーい映画も良いけど、やる気が出るのはやっぱり爽快アクション!!

ということで今日は8月16日より絶賛公開中『フォールガイ』をご紹介します。

早速先日観てきたのですが、最高すぎて2024年新作ベスト10、暫定2位に躍り出ました。
※1位は今のところ『オッペンハイマー』
今日は仕事も頑張ったし、まだ映画を観る元気は多少残ってる。もしくは、金曜日!1日頑張った!映画に行こう!それとも、土曜日!せっかくの休み!映画に行こう!
そう思い立ったらぜひ劇場で『フォールガイ』を御覧ください。
予告編はこちらから↓


あらすじ

仕事も恋も順調なスタントマンのコルト(ライアン・ゴズリング)。
大物俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)のスタントマンを勤めて早数年。
圧倒的実力の持ち主のコルトは業界でも認められ、映画監督デビューを目指すジョディ(エミリー・ブラント)との恋も上手くいっていた。
しかしある日、落下のスタント事故で身体、そして心を痛め業界からもジュディの前からも姿を消す。

それから1年と少しが経ち駐車係として生計を立てていたコルトのもとに1本の電話が入る。
相手はプロデューサーのゲイル(ハンナ・ワディンガム)だった。
復帰を求める彼女の申し出を最初は断るコルトだが、元恋人ジョディの監督作だと知ると俄然やる気に。
すぐに撮影現場へと向かうコルト。
しかしゲイルにはもう一つの思惑があった。
というのも、主人公を演じるはずのトム・ライダーが数日前から行方不明だというのだ。
彼を探してほしいと頼まれたコルトは、ジョディの監督作を台無しにするわけにはいかないと、トム探しを始めるのだが……?

感想※ネタバレ有

ラブストーリー❤コメディ🤡アクション🤸
どれをとっても面白い!!!

本作の見所は何と言っても映画の撮影内外で繰り広げられるアクションの数々。
特に見どころなのは、本作の撮影でギネスまでも塗り替えてしまったキャノンロール。
これまでは『007/カジノ・ロワイヤル』で撮影された7回転がギネス記録だった。
今作はそれを一回転半も上回る八回転半!!!!
流石元スタントマンが作った、スタントマンの映画なだけあって、スタントにかなりの力を入れている。
映画終盤のカージャンプやヘリコプターからの落下も凄すぎて開いた口が塞がらない!
これ本当に生身の人間がやってるの?!
どんな映画でも絶対に顔の見えない彼らが、どれだけ映画作りにとって重要な存在か。
本当にリスペクトしかない。
ちなみにライアン・ゴズリングは、この映画はスタントマンのための映画だから自分では極力スタントをしなかったそうな。
それでも彼らに教えを請うたり、練習を見学したりと、スタントマン役を演じるための努力は怠らなかったと。
もちろんあの肉体も努力の賜物である。

キャラクターの作り込み面で言えば、主人公のコルトは超一流のスタントマンなのに、大好きなジュディの前ではどこか頼りのない姿を見せる。
そんなコルト役にライアン・ゴズリングがピッタリだった。
筋肉ムキムキだけど、あの甘いマスクが絶妙な雰囲気を醸し出していて、全人類惚れてしまうのでは?

エミリー・ブラント演じるジュディも、コルトを好きな気持ち、傍にいて欲しい気持ちはあるのに、どうしても、何も言わずに目の前から消えて、のこのこ戻ってきたコルトを許せない気持ちもあって、その2つの気持の間を揺れ動く、強くも可愛らしい女性。
エミリー・ブラントはどこもなく聡明な独り立ちした女性のイメージが私の中でついていたが、いい意味でそれをぶち壊してくれた。

コルト、ジュディそれぞれが持ち合わせた二面性を、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラント両人とも上手く演じていて引き込まれてしまった。

なによりお互いに昂った想いを歌に込めて発散するのがベストカップル❤️
さらには選曲も良いと来た。
特にコルトが車の中で涙を流しながら熱唱するテイラー・スウィフトの「All Too Well」※曲は↓から。
未練たらたらなコルトの心情ピッタリ。

ストーリーも小難しくなく、かと言って凡庸でもなく、誰が見ても楽しめる、これこそエンタメ。
これで良いんだよ。これが良いんだよ。
小難しい考察なんていらない。
ただ純粋に観たままのストーリーを楽しめれば良い。
実はトム・ライダーが人を殺してしまって、それの隠蔽工作でした、なんて私は想像もしてなかったからとてもいい展開だった。
トム・ライダーが徹底したクズだったのも個人的にはプラスポイント。
実は彼にも良いところがあるんだよ、なんて一面見せられたら興ざめしてしまったかも。

そしてこの映画のMVPは何と言ってもジャン・クロード!わんちゃん!!
有能すぎるわんこと手を組んで戦うコルト。
カーチェイスのときにはシートベルトも忘れずにね。
犬が活躍する映画に間違いはない。

最後にこの映画の個人的最大興奮ポイントを。
勿論、最後に出てきたジェイソン・モモア!!!
何を隠そう、私はジェイソン・モモアの大ファンだ。
出演作も、映画ドラマほとんど視聴済み。
勿論5月のコミコンでは初の生モモアとご対面。
今思い出しても夢のようなひとときだった……。
モモアがこの映画に出演することは、本国公開時期にモモアがInstagramに投稿していたため、サプライズでも何でもなかったけど、それでもやはり大きなスクリーンで推しを堪能できるのは最高だった。
ちなみにモモアのInstagramの投稿はこちらから↓

思った以上に長くなってしまったので、まとまりも何も無いけど、ここらへんで。
拙い文章にも関わらずここまで読んでいただきありがとうございました。

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