【決算】APA(APA) 23Q3
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エーピーエー・コーポレーション(アパッチ)について
APAは米国、イギリスの北海、エジプトで石油・天然ガスの開発・生産事業を展開し、スリナム沖で探鉱を行っている会社です。
1954年創業、2021年に持株会社制に移行しAPAコーポレーションとなりました。
23Q3決算 (11/1)
EPS
予想 1.08ドル
結果 1.33ドル
売上高
予想 20.3億ドル
結果 23.08億ドル
YoY -20.06%
APAのProduct Portfolio
23Q3の総生産量は日量412,252BOEでした。うち石油が50%を占めています。
米国内での生産が全体の約55%になります。うち石油が37%、天然ガスが29%の割合となっています。
各アセットの産出量
上記は23Q3の生産量と22Q3からの生産量の推移及び23Q4のガイダンスになります。
米国の生産量を増産しました。
前年同期比で16%、前四半期比で10.5%の増産となりました。
他の業者も同様に生産量が増えており、意図的に増産していると言えます。
ガイアナに隣接した鉱区に権益をもつAPA
2015年にエクソンモービル(XOM)が南米ガイアナの沖合200kmの海底で油田を発見し2020年から生産を開始しました。
そのインパクトは南米の貧しい国だったガイアナのGDPを大きく上昇させました。
ガイアナのGDP成長率は2019年の+5%から、2020年+43%、2021年+23%、2022年+57%でした。
またエクソンとともに探索・生産にあたるコンソーシアム企業の1社 ヘス(HES)の株価は2020年1月から2023年8月までに113%上昇しました。
その後、10月23日にオイルメジャーのシェブロン(CVX)がヘスを530億ドルで買収することを発表しました。買収は株式交換で行われ24年上半期までに完了する予定です。
コンソーシアムの権益比率は、エクソン・モービル:45%、ヘス:30%、中国海洋石油:25%です。
シェブロンはヘスの持つ30%の権益を引き継ぐことになります。
APAに話題を戻しますと、APAはガイアナの東隣の国スリナムの沖合で探鉱を行っています。
Block58と呼ばれる鉱区はエクソンが可採埋蔵量100億バレルと評価したガイアナのStabroek鉱区に隣接しています。
Block58鉱区はフランスのトタル・エナジーがオペレーターとして50%の権益を保有し、残り50%の権益をAPAが保有しています。
APAの投資家はこのBlock58鉱区および、APAが45%の権益を保有しているBlock53鉱区から石油が出ることを期待しています。
スリナム沖の探鉱結果(情報更新)
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