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2025年「ダウの犬」、実にシンプル。10銘柄はこれだ!【保存版】
世の中には、いろいろな投資戦略や投資術、投資法があります。・・戦略、・・法と聞くと何やら難しい、複雑だと思われる方も多いかもしれません。でも安心してください。「ダウの犬」の提唱者であるオヒギンズは「シンプル」に行こうと、なんでも複雑にしたがる投資業界を一刀両断にしています。
英語では『Beating The Dow』ですので、直訳すると「ダウを打ち負かせ!」。「ダウの犬」の由来は、その昔ある時期、パフォーマンスがまったくよくなかった(儲からない)NYダウ採用銘柄を、ある経済誌が『Dogs of the Dow( 負け犬銘柄)』といったネガティブなほうの犬のイメージで、からかったことから、書籍の訳者が日本でのタイトルにアレンジしたものだそうです。
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「ダウの犬」を考えた、マイケル・B・オヒギンズ氏による著書↓
まずは、2025年「ダウの犬」を見て行きましょう。
2025年「ダウの犬」
ティッカー・シンボル:日本の証券コード、銘柄コードにあたります。
企業名
年末株価:2024年12月31日の終値(ドル)です。
直近配当:直近四半期で配当された実際の配当金(ドル)
1株あたりの普通配当金年間配当金:実際に配当された配当金が、年4回支払われるものとして計算
配当金×4=年間配当金(ドル)配当利回り:年間配当金÷年末株価×100で計算(%)
*手数料、税金等は考慮に入れていません。配当利回りは購入時の株価によって変わります。
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10社はこんな会社
ベライゾン (VZ): 通信大手。無線・有線通信サービスを提供。「Verizon Wireless」ブランドで全米にワイヤレスネットワークを展開。「Fios」ブランドで光ファイバー網も提供。
シェブロン (CVX): 大手石油・エネルギー企業。
アムジェン (AMGN): バイオテクノロジー・製薬企業。
ジョンソン・アンド・ジョンソン,J&J (JNJ): 医療機器、製薬、消費財の多国籍企業。
メルク (MRK): 大手製薬会社。
コカ・コーラ (KO): 世界的な飲料メーカー。
IBM (IBM): 情報技術・コンサルティング企業。
シスコシステムズ (CSCO): ネットワーク機器・ソフトウェア大手。ネットワーキング、セキュリティ、コラボレーション、アプリケーション、クラウド製品を提供。世界中でインターネット関連技術を展開。
マクドナルド (MCD): 世界最大のファストフードチェーン。
プロクター&ギャンブル,P&G (PG): 日用消費財大手。洗剤、紙おむつ、ヘアケア製品、化粧品など、生活に密着した製品を提供。日本では1973年から事業展開。
どのように選ぶ?
①NYダウを構成する30銘柄の中から、年末時の配当利回りが高い順に選ぶ
↓
②選んだ10銘柄に投資資金を均等配分して投資する
保有銘柄の見直しは、年末1回。①と②を毎年行う
資金配分の仕方
イメージしやすいように、1年目と2年目に同じ銘柄が選ばれた場合を例に、日本円での資金配分を見てみましょう。
1年目の投資:50万円
10銘柄に均等投資するため、各銘柄に5万円ずつ投資します。
2年目の見直し時:
保有銘柄の株価をチェック。
新たに選ばれた銘柄と継続して選ばれた銘柄を合わせて10銘柄を選定。
総資産を10で割り、各銘柄に均等に配分します。
リバランス:
継続銘柄は、新しい均等金額に合わせて調整します(買い増しまたは一部売却)。
新規銘柄は、均等金額で購入します。
選外となった銘柄は全て売却します。
例えば、50万円が、1年後の総資産が55万円になった場合、各銘柄に5.5万円ずつ配分します。継続銘柄は現在の保有額との差額を調整し、新規銘柄は5.5万円分購入します。
2025年「ダウの犬」に50万円投資した場合
1ドル = 157.38円(2025年1月2日時点)
50万円
約3,177ドル
各銘柄への投資金額目安:317.71ドル
手数料等は入れていません。
ベライゾン:約7株
シスコシステムズ:約5株
コカ・コーラ:約5株
メルク:約3株
プロクター・アンド・ギャンブル:約1株
ジョンソン・エンド・ジョンソン:約2株
シェブロン:約2株
IBM:約1株
アムジェン:約1株
マクドナルド:約1株
となります。もちろん、全く同じにする必要はありません。株数を調節するなどして、オリジナルの「ダウの犬」を考えてみてください。「ダウの犬」の考案者であるオヒギンズ氏も、
重要なのは、ある時点で特定の基準を満たす銘柄を購入し、12カ月後に(実際にはその数日後。<**有利な長期キャピタルゲイン課税の恩恵を受けるために必要な12カ月間の保有期間を確実に満たしてから>)その時点で基準を満たしている銘柄と入れ替え、それまでは何が起こってもすべて無視するという規律である。
この規律こそが市場を上回るリターンを生み出す要素であり、どの12カ月間を使うかは問題にはならないはずだ。
**米国の税制です。
と言っています。
なぜこのタイミングで「ダウの犬」?
ご存知の通り、2023年と2024年は、マグニフィセント・セブンをはじめ、ハイテク、半導体関連株の株価が素晴らしい上昇を見せています。もちろん、この間のM7やS&P500、ナスダックの株価指数を「ダウの犬」は上回ることはできていません。
しかし、一方で、ここまで牽引してマーケットの主役達に対する、過熱感は常にあります。長期的には、心配することはないと思いますが、短期的マーケットに大きな調整局面があった時に、
配当を安定的に出すことができる、
盤石な財務基盤を持つ、
安心感を与えてくれる、
少し違った、老舗企業グループ
を押さえておくのは、分散投資の点からも大切だと思います。
まだ始まったばかりの、ご自身の資産形成、投資活動に彩りを加え、さらには投資に関する知識を深め、投資力のレベルアップを図るには、「ダウの犬」の考え方はシンプルで適切だと思います。
次回はいよいよ、10銘柄をさらに絞って、5銘柄、『ダウの子犬』に進みたいと思います。さらに、シンプルです。
*ご注意-このnoteは企業IRや直近のニュース等を参考に、一般的な情報提供を目的として書いています。投資家に対する投資アドバイスではありません。投資における最終意思決定は、ご自身の判断でお願いいたします。またデータ等の数字は、細心の注意を持って記載していますが当noteに載せている情報に基づく行動で損失が発生した場合においても、一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。