メタのAI未来図:メタバースとAIの融合とは?【AI戦争勃発!?マグニフィセント・セブン7社の戦略比較】
メタは、生成AI分野においても積極的な投資を続けています。大きな注目を集める同社の生成AI技術「Meta AI」は、急成長。同社が生成AIの開発と普及に注力し、多くのユーザーに対して利用価値の高いAI体験を提供してきた成果と言えます。
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「Meta AI」(生成AI)
メタは、2023年7月に発表した大規模言語モデル(LLM)「Llama2(ラマ2)」に続き、2024年4月には次世代LLM「Llama3」、そして7月には「Llama3.1」を発表。
メタのマーク・ザッカーバーグCEOは、次世代サービスには「完璧」な*汎用AIが必要であり、その実現にはユーザーフィードバックが得やすいオープンソース型が最適であると述べています。ザッカーバーグ氏は、このオープンソースアプローチが業界標準となり得ると強調しており、メタはこの戦略を通じて生成AIの普及をさらに促進することを目指しています。
月次利用者は4億人
メタの対話型AIアシスタント「Meta AI」。2023年9月に開催された年次開発者会議でベータ版が発表され、2024年4月にはMetaファミリーアプリやスマートグラスに統合。その後、8月末には「Meta AI」の月次利用者数が4億人を超えたことが公表され、同社のAI技術が多くのユーザーに受け入れられていることを示しています。「Meta AI」はテキストによる対話のみならず、音声や画像など、さまざまな形式に対応しており、ユーザーに多様なやり取りを提供します。
「Meta AI」の拡大により、メタは多くのユーザーに生成AIの恩恵を届けています。例えば、スマートグラスに搭載された「Meta AI」により、ユーザーはリアルタイムで情報を取得したり、日常生活においてAIを活用してさまざまなサポートを受けることが可能に。同社の生成AI技術は、単なるデジタルツールに留まらず、ユーザーの日常生活を支援する不可欠な存在としての役割を果たしています。
『META CONNECT 2024』
先月の25日-26日に開催された『META CONNECT 2024』ではMeta Quest 3Sやスマートグラス「Orion」の製品発表、Meta Ray-BanグラスとLlama(Meta AI)の開発のアップデート、さらには、ディベロップ向け公開情報が出され、大きな盛り上がりを見せていました。メタは、生成AI技術を利用した新たなサービスや製品を通じて、AI技術の進化をリードし続けることを目指します。
汎用AIへ
メタは、生成AIの発展とともに、次世代の*汎用AIの実現に向けた取り組みを強化。ザッカーバーグCEOのリーダーシップのもと、同社のオープンソース型のLLMは、将来的に多くの企業や開発者にとって標準となり得るとの期待から、業界全体に広く使われるAI技術の開発を推進。開発者コミュニティとの協力が促され、新たなイノベーションが(汎用AIの実現など)生まれる可能性が高まっています。
生成AI:特定のタスク(テキスト生成、画像生成など)に特化する人工知能。
汎用AI: あらゆる知的タスクを人間と同等以上にこなし、人間が実現可能なあらゆる知的作業を理解・学習・実行することができる人工知能。
まとめ
メタの取り組みは、生成AIと汎用AIの未来に向けた大きな一歩であり、オープンソース型のAI開発を通じて、広範な利用者に対して革新的なAI体験を提供。今後も同社は、生成AI技術の進化と普及に取り組むことで、ユーザーの日常生活やビジネスプロセスに大きな変革をもたらすことが期待されています。
ライバルのAI↓
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