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10月のS&P500と11セクター:主要株価3指数は、いずれも過去最高値更新!
10月月間(9/30→10/31)の騰落率は?
各指数の動きは、
S&P500→▼1.0%
NYダウ→▼1.3%
ナスダック→▼0.5%
セクターでは
四半期決算が発表され、決算内容の影響が、各セクターに現れていたようです。10月に全体、S&P500を上回る成績(パフォーマンス)だったのは、金融、コミュニュケーション・サービス、エネルギー。
金融(+2.6%)は、銀行の決算(JPモルガン・チェース<JPM>やバンク・オブ・アメリカ<BAC>など)でそれまでの利下げ、金利低下傾向から業績悪化が懸念されていた分、悪材料出尽くし感?から株価が上昇、金融セクターにはプラスに働きました。
逆に、成績が良くなかったのは、ヘルスケア(▼4.7%)。こちらは、医療保険最大手のユナイテッドヘルス・グループ(UNH)の決算が市場予想に届かず嫌気され、他のヘルケア企業の株価に影響したことが、理由として考えられます。
11セクターの騰落率
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*11セクターを構成する主要米国企業名
●情報技術:アップル、マイクロソフト、エヌビディア
●ヘルスケア:ユナイテッド・ヘルスケア、メルク
●金融・バンク:オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス
●一般消費財:テスラ、アマゾン
●コミュニュケーション・サービス:メタ、ウォルトディズニー、アルファベット
●資本財・・3M、ボーイング、キャタピラー
●生活必需品・・P&G、ウォルマート、コカ・コーラ
●エネルギー・・エクソンモービル、シェブロン
●公益事業・・ネクステラ・エネジー、サザン・カンパニー
●素材・・ダウ、ニューモント
●不動産・・アメリカン・タワー、各種のREIT
主要株価3指数は過去最高値を更新
そんな中、主要株価3指数が過去最高値を更新。利下げ継続が、大きな支えとなっています。
S&P500が17日に→5,878.46
NYダウが、18日に→43,325.09ドル
ナスダックが30日に→18,785.50
上昇継続か、それとも・・・
このまま、年末商戦に向け米国企業が売り上げを伸ばなど、好業績を先取、株価上昇のシナリオとなるか、米大統領選挙後の波乱等を想定し、最高値を更新して、高値警戒感にある米国株式が調整局面となるかは、判断の分かれるところです。
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