2度の面会で見られたこと

2回目の家庭訪問の後、わりと早めに面会の日程の連絡が来ました。前回期待を裏切られたので、無事に面会に進めたことにとりあえず一安心。

「面会は最低でも2回行います」と言われました。

なぜ2回かというと、親子の関わり方をしっかり見たいという理由と、まだ保護解除までは時間がかかるので、その間なるべく面会をして娘に会わせてあげたいという理由とのことでした。

電話で、面会場所である娘が保護されている乳児院の場所を教えてもらいました。「児相なしで直接訪問したり連絡しないで下さい」という念押しとともに。

直接訪問して「子どもを返せ!」と言ってきたり、連れ去ろうとする親御さんもいるようです。。

まあ、お気持ちはわかりますが…。

場所を教えてもらえたということは、少なくともそういった行為をする親ではないと信用されていたのかなと思います。


【1回目の面会】

院に併設された部屋で、約1時間半の面会でした。

約40日ぶりに会った娘は一回り大きくなっていて、意思表示もしっかりできるようになっていました。

久しぶりに抱いた感触と喜びは忘れられません。涙が溢れて止まりませんでした。

面会中は、色々させられるのかと思いきや「自由に遊んでください」と言われたので、おもちゃで遊んだりスキンシップをしたり親子3人で和やかな時間を過ごしました。

この時は、子への接し方にぎこちなさがないか、愛情を持って育てているかというのを空気感で見られていたのかなと思います。

あとは乳児院の職員さんに、普段の娘の様子や生活リズムなどを教えてもらったりしました。

面会場所には畳の和室、トイレ、お風呂などもありまるでお家のようなつくりの場所。

聞くと、虐待や家庭の事情で一時保護ではなく完全に乳児院に入所しているもう少し年齢の高い子どもが家庭復帰する際、親子が24時間一緒に過ごす練習をするための宿泊施設としても使われる場所なのだそうです。


【2回目の面会】

1回目の面会のちょうど一週間後に実施。

事前に「赤ちゃんをお風呂に入れてもらいます」と言われていたので、いつもお風呂を担当している夫が娘をお風呂に入れました。

危なっかしい所がないか、手慣れているかなどをチェックされていたんだと思います。

2回の面会では、実際に親子での触れ合いを通じ子どもへの愛情や育児の仕方を見られていますが、虐待などない普通のご家庭であれば問題なくクリアできると思います。

短いひとときですが、お子さんとの時間を楽しみ、いっぱい愛情を注いであげてください。

きっとその姿を見て、児相職員たちも「早くお子さんをお家に返してあげたい」と思ってくれるはずです。




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