2024-09-23の日記(冷蔵庫の中で眠る)
少し涼しくなって、今までの感覚で冷房を効かせていると肌寒くなってきた。冷蔵庫の中で寝ている感覚。冷蔵庫は悪くならないようにするためのもので、良くするためのものではない。育つものとしては、じゃがいもやにんじん。どれも食べられず捨てられる部分だけ育つ。土壌の上になければ、作物は育たない。
なんでも比喩すれば理解が深まるというものでもない。比喩は主に元来不可能である伝達を可能に近づけるためのものであって、自己理解の手助けという側面はあくまで副産物だと思う。この場合、冷蔵庫などという比喩は使わず何もせず涼しい部屋でだらけている、とだけ言えば伝わる。それ以上のものは僕に何もないから。
友人に映画と本を借りた。少しだけ見た。面白いだろうし、見たいと思っているのに、なかなかベッドから離れられない。今週中には映画と本一冊は消費したい。
じゃがいもの芽みたいなものだけ発生して、それをほじくって怪我をして、自然に治るまで冷蔵庫で眠る。何度も「ふりだしにもどるマス」を踏んできてしまった感じがする。
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