世界名作「足長おじさん」の年の差恋愛って何歳差?が分かってがっかりした話
みなさん、
児童文学の世界名作「足長おじさん」を知っていますよね。
話は、こんなのです。
孤児院に、文才がある女の子がいました。
その才能を開花させてあげようと、ある資産家が「援助」して、大学に行かせてあげ、挙句の果てには、その女の子とその資産家は恋愛する、という話です。
援助交際女子・パパ活女子のバイブルとなっている本で、
彼女たちは、「体を求めてこない純粋な援助交際、プラトニックパパ活であこがれちゃう!」などと論理矛盾なことを言ったりしています。
ここまでくると、つきぬけ過ぎて世界中から尊敬されるわけです。
何事も凄すぎると逆に尊敬を集めるいい見本ですね。
日本でも、アニメになったり、絵本になったりするのですが、原作をかなり略しています。
そこで、問題が勃発するのです。
これを見た子供たちは、「孤児院を援助する資産家とそこの女の子が最後、恋愛するところで終わるけど、一体、何歳差なんだろう?」と疑問に思うのです。
だって、そうですよね、親からはニュースとかで、「まぁ、援助交際、パパ活でこんな事件が!けがらわしい。」とか「ジャニーズのだれそれが若い子と年の差恋愛ですって、気持ち悪い、何考えてるのかしら」と普段から聞かされているのですから、子供からしたら「そっか、年の差の恋愛って、気持ち悪くて、けがらわしいものなんだ。親は子に年が近い人と結婚してもらいたがっているんだ」って思う訳ですよ。
それなのにですよ、結果論ですけど、援助交際でパパ活のこの話が世界的名作で、世界中の老若男女から愛されている話になっているのですから、子供としては、「あーん、で、これ何歳差なんだよ!孤児院を支援する資産家って40歳か50歳以上いってるだろ。なら、30歳は離れているよな。いいのかよ。いや、いいなら、いいで結構だけど、それなら、日常の年の差恋愛も普通に認めろよっ!一貫した思想を持てよ!」って思う訳ですよ。
少なくとも小学生の私はそう思いました。
で、とうとう、今日、セブンイレブンで「SPA」の低レベルな記事を立ち読みしている時に、この疑問をふと思い出して、忘れないうちにと走って帰ってきて、調べたのです。
そしたら、判明しました!
https://occultamerica2.blog.ss-blog.jp/2009-08-25
に原文引用がありましたが、
I wish I could make you understand what he is like and how entirely companionable we are. We think the same about everything―I am afraid I have a tendency to make over my ideas to match his! But he is almost always right; he ought to be, you know, for he has fourteen years' start of me. (p. 126: emphasis added)
14歳差だそうです。
超絶がっかりし、かつ、原作に怒りを覚えました。
だって、逆算したら、25歳くらいの若造が11歳の孤児院の女の子に援助したことになり、その歳でそんな金持っているわけないし、一歩譲って、資産家のボンボンか、相続でお金の使い道に困っている若者だとしても、その歳で孤児院に出入りする仕事なんかしねーだろっ、普通!って思えるからです。
ほんと、リアリティに欠ける話です。
私は、30歳位離れていたのかと思っていました。
それでもいいじゃないか、と言って、この作品を擁護するつもりでいたのに!
裏切られました。