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6年間の思い

鎌倉、江ノ島の旅は2回目でした。

前回は、親友だった人と一緒に行きました。

彼女は大人になってからの友だちで
お互いに何か自分の能力を使って
それを仕事に出来たら良いなぁ…
と、漠然と思い初めていた
アラフォーでした。

女性としての幸せとは。

親を安心させるために
結婚した方が良いのか。
会社には何の思い入れもないけど
収入の糧を失うのは怖い。

母親になってしまった以上
我慢するのは当然。
パートに子育てに家事に
自分はどこに行った??

立場は違えど
40手前になり
いろいろ考えるお年頃。

彼女とは
ちょっと燻っている現状を
打破する方法を
いつも一緒に考えていました。

興味のあることが似ていたので
一緒に学んだり
お互いの知識をシェアしたり

ただただ
楽しいことをして過ごしたり
大人だけど
子どものようにいろんなことをして
遊びました。

数年間、
一緒に遊んだり
学んだりしてきた時間で
根本的に興味のある分野は
似ていたけれど、
成長の過程で
お互いに新しい出会いがあったり
違う場所で刺激を受けることも
増えて来ました。

それでも
報告し合ったり
応援し合ったりして
過ごしていましたが

ある時から
彼女の向かう方向性や
表現方法に対して

私が勝手に
受け入れられなくなったのです。

今にして思えば
完全に私のエゴで
彼女がやろうとしていることを
否定してしまったのです。

「心配して言ってるのよ。」

と言った感じで
余計なことをたくさん忠告して
しまったことで
彼女との関係が途切れて
しまいました。

彼女の幸せの可能性は
無限大なのに
私の狭い世界
拙い経験
堅い頭の中で
納得できないことを
否定という形で突き付けて
しまったのです。

初めのうちは
「私は間違ったことは
言っていない。」
と思っていました。

それから
私は占星術の学びを深め
たくさんの方の
セッションをしてきました。

彼女との関係が途切れる前に
始めたばかりの星読みで
彼女のホロスコープを見たことがありました。
その時はお遊びで、
まったく読めていなかったのに
「すごいすごい!面白かった!」
と肯定してくれました。

数年後、資料を整理していた時
彼女のホロスコープが出て来て
改めて読んでみました。

彼女が葛藤しながら
「もっとも自分らしい」
生き方を選択しようとしていた
のだろうな…と言う事が
読み取れました。

安心安全安定の生活から
勇気を出して
飛び出した彼女は
本能的に自分に合った道を
選択していたのに
勝手な正義感で否定してしまった。

「本当に申し訳ないことをしたなぁ…」
と、今でも悔やんでいる。

今なら、まったく違う言葉で
思い切りサポートしてあげられるのに。

全肯定して応援できるのに。

彼女との経験は
私が占星術をやっていく上で
「絶対に勘違いしないように。」と、
ずっとずっと教訓になっています。

今、私が1番力を入れている
継続サポートは
ひとりひとりが
1番良い状態で自立して
そこからずっと自力で
成長し続けることができる。
その基盤を作るまでのサポートです。

その基盤が強固になるまで
迷ったり
間違った方向に行こうとしたり
違和感を感じて
また戻って来たり
それでも、ずっと
「自分はこれで良いのか?」
と不安になる人を
失敗体験も含めて
全肯定していくこと。

自分で自分の進む道が
しっくりくるまで
ずっとサポートしていくことを
目的としています。

落ち込む原因や
前に進めない理由は
本当にひとそれぞれ。

それも含めて
「いいよ。いいよ。納得したら
また進もう。」
と言うスタンスで見守り
本人の中で
気付きがあって
納得して
一歩踏み出すことを
待っています。

あの時の私は
信じてあげれなかった。
それは
自分の未熟さ以外の何でもない。


たくさんの方の人生の節目。
何かを終わらせて
何かを始める。
にお付き合いさせていただいていて
私は心から
それぞれの個性が持つ可能性を
尊いと感じ
もっと輝けることを
信じています。


彼女がどのように活躍しているのか
分からないけれど
どんどん殻を脱いで
成りたかった自分になれているといいな。
と思ってる!

そして私も
ずっと後悔しているけど
その分
もっともっと成長して
たくさんの方が羽ばたけるように
サポートしたいと思う。

また、いつか
会えるといいな。

※写真は6年前の旅行の時
長谷寺で彼女が撮ってくれたものです。





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