航空業界の動向~飛行機は好きだが乗るのは怖い
昨日、JALの決算発表がありました。前Q1期より回復が見られたものの依然としてEBIT赤字の厳し状況です。一方で、以前より報道もありましたが、アメリカの航空会社では黒字化しているところが出てきています。それを受け、世界の航空会社に日本が遅れを取るのでは?という記事です。
ここだけ見ると、まず感じるのは、「この見解は必ずしも適切ではない」と考えます。今、業績回復の核となっているのは、国内需要です。国際は、周知のとおり出入国規制が根強いため、国際線での収益力は各国大差ないと考えます。そうなると国内の旅客収入勝負ですが、ロックダウンにせよ、ワクチンにせよ、日本はアメリカ、ヨーロッパに対し後発で進めているので、タイムラグが生じてしかるべきです。そのタイムラグが出ているに過ぎないと考えます。
実際、有料記事の後段ではその点に触れていますが。
結局、一時的にはアメリカ(特に国内需要が大きい)が先行するものの、日本も追いつく、それは誤差の範囲なので過度に不安になる必要はないのでは?と個人的には考えています。
単に現時点のスポット収支を見るだけでは判断を誤る可能性もあるので、記事はしっかり読む必要がありそうです。
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