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読書、きゅん、空間

どうも、気づくと本の横っちょあたりに小さなシミを残して去っていくごくごく小さな本の虫こと、あめふらし劇場です。
え?そいつは誰って?実は当劇場もやつの正式名称は知らないのです。ごめんな、虫。

当劇場、実は本が大好き。
今はあまり量をこなせているわけではないのですが、小説読むのも書くのも好きです。来世は読書垢になりたい。

ここ最近のおすすめは中村文則さん。「好っき!!!」ってなります。まじで。読後感全部これ。文章が本当にかっこいい。きゅんです🫰(←初めて使った指ハート)(文章に対して使うものじゃないことは、当劇場も薄々勘付いてる)

背伸びするでもなく大袈裟にするでもなく、程よく乾いて程よくしっとり。フィナンシェみたいな味わい。最高。そんなに甘くはないですが。ちゃんと重力が作用しているところを含めて、とにかく極上のおやつ。ひりひりしたりぬるぬるしたり、文章やイメージの質感が豊富なところもたまりません。舌舐めずりがとまらねぇぜ……!ペロリ

ここから向こうには行けないな、と思っていた正しさの壁を全部破壊してくれ〜!そして足元の地面がなくなる直前で踏みとどまってこっちを向いてくれ〜!という気持ちで主人公たちを追いかけるのがとても楽しい。

中村さん然り、言葉だけで空気を作れる人は憧れますね。物理的空間なしでインスタレーションやってる感というか。
結局突き詰めていくとどれだけ言葉の精度を上げられるかなんだろうな、と最近は思うようになりました。不甲斐ない我が身を省みる劇場。

早く自分の空間が欲つうぃ〜。
……なんて、公共建築物を名乗るものに相応しい言葉ではないかもしれませんが。取り急ぎ。

あめふらし劇場

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