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天気雨、例のごとく

外に出れば天気雨。

こんばんは。あめふらし劇場です。最近特に、雨女でも雨男でもなく、何故か天気雨に降られまくり劇場。え?季節の問題?マァそんな無粋なこと言わずに……。

天気の子に出てくる劇中歌を、何年か前によく聴いていました。歌詞が好きで。

 天気雨くらい 気まぐれな相づちで
 はぐらかされるかな

祝祭(feat.三浦透子)  RADWINPS

よーし、当劇場も気まぐれな相づち、打っちゃうぞ!
ふーん、へーん、ほーん……。( ˙-˙ )
(全ての新海ファン及びRADファン及び三浦透子ファン及びあの頃の映画に青春を託した数知れないかつての少年少女たちに謝れ案件)(謝罪)

天気雨を特別な現象だと思っていた純真無垢なかつての当劇場に一言、「おまえはある時期を境に天気雨に降られまくるようになるんだぜ」と伝えたいです。きっと喜びます。今は慣れすぎてありがたみが減ってしまいましたが。

天気雨が降りだすと、ちょっと変な顔で空を見上げる人が増えるのが何よりの楽しみです。
仕草や目線から「あれ?今なんか水滴きた?でも晴れてるしな……。自分だけかこれ?」という心の声が手に取るようにわかります。
そのうち本降りになってあ、これ気のせいじゃないな、と確信した途端、よそゆきの無表情に戻るのが残念です。普段からもっと有機的な心で生活してみても良いんじゃないですか、と言いたくなります。

明確にあてがはずれたような顔をする人たちは、みな心のどこかで自分だけの非日常が空から落ちてくることを期待していたのだと思います。
何かを、誰かを待つあらゆる人は美しい。山の朝のような、穏やかな緊張感とシンプルな在り方はいつ見ても好ましいものです。
うっかり微笑みかけてしまいそうになります。ニコォ……。(^^)

お住まいのあたりが日照りになったら当劇場を呼んでください。とびきり活きの良い天気雨雲を紹介するので。
奴らは電話一本で来る。いや、何も言わずとも当劇場が外出する気配を察知して、玄関の外で手ぐすね引いて待っている。その上で気まぐれを装い、嬉々として天気雨をかましてきやがるんだ……。頑なに折りたたみ傘を持ち歩こうとしない当劇場はやつらの良いおもちゃ!キャーッ!(よよと泣く劇場)

そんなわけで、お茶目さん気取りの確信犯に日々やり込められています。まあどうせ明日も折りたたみ傘を置いて家を出ますし。
攻防戦は続く。

あめふらし劇場

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