
綴 #1
こんにちは、雨飴です。
普段はボカロPとして音楽を作っています。
この度、『綴(つづり)』というタイトルで、不定期にエッセイ的なものを書くことにしました。
エッセイというほど大それたものでもなく、思ったことをつらつらと書き殴っていくような感じになると思います。
きっかけとしては、音楽以外の部分でも何か発信できたらなという想いからです。
僕は、あまり自分に自信がありません。
誰かに伝えること、誰かに触れること、その全てに一抹の諦念感のようなものを感じてしまいます。
自分のことは、誰にも理解されないんじゃないかと、なんとなく思ってしまいます。
そんな自分の代わり、言葉の代わりになってくれるのが音楽で、そして音楽以外何もありません。
その音楽を聴いてくれて、好きになってくれることが何よりも嬉しい。
いいねとか、コメントとか、反応一つ一つにとても救われています。
ただ、音楽が全然作れない時期がたまにあって、そうなると砂漠の中に放り出されたような感覚になり、自分には何も無くなってしまいます。
そんな時にでも自分を見失わないよう、この『綴』を始めようと思いました。
最近感じたこととか、好きな音楽やアニメとか、何でもないことを綴っていきます。
もしよければ、お暇な時にでもチラッと読んで頂けると嬉しいです。
何かこれについて話してほしいとか、質問とかもあれば気軽にコメントしてくださいね。
あ、ちなみに「『綴』が更新される=スランプになってる」というわけではないです!(多分)
《音楽について》
音楽を作る理由について、時折考えたりします。
三者三様、人それぞれ理由は違うだろうし、「趣味だから」「楽しいから」という人もいれば、「音楽で食べていきたい」「モテたい」「誰かに認めてもらいたい」という人もいるでしょう。
全部に当てはまるから一概には言えない、という人もいると思います。
僕は明確に一つ、「ここじゃない何処かへ行きたい」という想いがあります。
それはめちゃくちゃ売れて一攫千金!というわけではなく、本当に現実じゃないどこかへ、ある意味現実逃避かもしれません。
昔、ポケモンの世界にどうしても行きたくて、「ポケモンの世界に行く方法」でよく検索したりしていました。
出てくるものは変な呪文だったり、幽体離脱だったり、冷やかしばかりでしたが、その頃の衝動は今も残り続けています。
あと、地元の近くに人がほぼ来ない小さい浜辺があって、一人になりたい時によくそこに行っていました。昼も夜も関係なく。
昼には一定のリズムで刻む波の音と、鳥の囀り、水平線。
夜には水面に揺れる月と、満点の星空、優しい風。
その時間もまた特別で、あの瞬間に連れて行ってくれるような音楽も大好きです。
(写真がいくつかあるので上げてみます)


改めて振り返ると、自分の好きな音楽は、その感覚を呼び覚ますものだったり、ノスタルジックな気持ちになるようなものが多いです。
空想の世界に連れて行ってくれるような、
もう戻らないあの日に連れて行ってくれるような、そんな音楽。
そしてそれが自分の支えになってくれる。
オールジャンル聴くので、ゴリゴリのハードロックも好きなのですが、作りたい音楽としてはそういうものかもしれません。
何気ないいつもの帰り道、いつもの交差点、その風景がとても愛おしく見えるような、何処かへ連れて行ってくれるような、そんな曲を作りたい。
まだまだ技術的に未熟なので、もっと表現の幅を広げられるように音楽と向き合って行きます。
《大好きな音楽たち》
毎回最後に、個人的に大好きな音楽をいくつか紹介していこうと思います。
最近ヘビロテしてるものが多いかも。
かなり昔に出会った曲でも、時が経つと聴こえ方が全然変わるのが音楽の面白いところですね。