ドイツ12日間ひとり旅日記/ミュンヘン

雨川透子

2024年12月29日 19:28

2024年7月のドイツ12日間ひとり旅まとめ

1日目　空港〜ミュンヘン

生まれて初めての国外旅行。
飛行機の中でこんなにしっかりしたご飯がもらえることを知らず、担当さんの「出発前に日本食を食べていくと良いですよ」という助言に従った私は、はち切れそうになっていました。

飛行機、おいしいご飯、たくさんもらえる。

その上、イスタンブールで乗り継いだあとの飛行機でもしっかりと機内食が出て、いっぱいおかずがある。

お腹まるまるになりながら、現地時間の夜にミュンヘン空港に到着しました！

【使ったアプリのメモ】
宿の予約▶︎Booking.com
航空券▶︎スカイチケット

入国審査は色んな質問をされると聞いていたので、日本語しか話せない私は、事前に宿泊先や目的、どこのホテルに泊まるかなどをまとめたトラベラーズノートを作っていました。
レンタルした音声の翻訳機も準備。どきどきしながら列に並びます。自分の番がく……る前に、ここはドイツ国民の方の専用ゲートだと気付きます。並び直す。

自分の番がきました！
旅先をまとめた旅のしおりノート（翻訳ツールで翻訳した文章メモつき）を差し出すと、やさしく見てくださる。私がせっせとページをめくっていくと、とてもやさしい微笑みとまなざし。嬉しい。

口頭で質問をしてくださるので、翻訳機を使ってお返事をしようとしました。
が、翻訳機が回答する度に、入国審査の方がどんどん肩を小刻みに震わせてゆく。あと、日本語で訳される質問も、明らかに内容がぶっ飛んでいる。多分これはめちゃくちゃ誤訳をされている。

入国審査の方が『絶対に笑ってはいけない』と耐えながら、私にシンプルな英語で質問をしてくださる。最低限の単語とジェスチャーで、ゲート通過に成功しました！

せめて最後尾でよかった（並び直したから……）とほっとしつつ、預け入れの荷物を待っていると、アプリの初回サービスで無料手配となったタクシーの運転手さんから電話。
しかし日本語以外が話せないため、電話に出て「そーりー……あいむあんだーすたんどじゃぱにーずおんりー……」と辿々しく伝える。

「ノープロブレム！」
力強い返事と共に、電話は切れました。

…………電話切れた…………

しかし直後にすぐSMSでメッセージが来ました！
テキストなら翻訳ツールでやりとりが出来ます。荷物を受け取ったら向かう旨をお伝えし、無事にやりとりが完了。空港のロータリーで乗せてもらい、ホテルに向かいます！

ホテルに到着し、チップはこれで大丈夫かを確認しました。初めてのチップ支払いで不安でしたが、運転手さんが笑顔で言ってくれます。

「パーフェクト！」

嬉しい。
運転手さんにお礼を伝えてホテルにチェックイン。ここでも緊張しながら手続きをします。

ホテルの予約に失敗していたらどうしよう。
初めての海外旅行、言葉も一切喋れないのに、ツアーではなく個人手配でのひとり旅行。
ガイドさんや通訳さんをお願いせず、ホテルや飛行機も自分で取ったため、何か間違えている可能性が非常に高いです。

祈るような気持ちで手続きを進めると、無事に部屋が取れていそうで心からほっとしました。
よかった………………！

英語で書いてある宿泊者カードを、ひとつひとつ翻訳ツールで確認しながら埋めていきます。
書く度にホテルの方が、やさしく声を掛けてくれます。

「パーフェクト！」
「パーフェクト」
「パーフェクト！」

人生でこんなにパーフェクトと声を掛けていただいたのは初めてです。
このドイツ旅行中、各所で「パーフェクト」と「ノープロブレム」をたくさん言ってもらえました。嬉しい。

冷蔵庫にサービスのお水が入ってる！と開けたら炭酸水で、日本ではあまりないサービスにはしゃぎました！
そして0時すぎごろ就寝。飛行機であまり眠れなかったので、起きたらお昼かな……と思っていましたが、翌朝5時にすっきり目が覚めたので朝散歩に！