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【会社員起業】ペット用品ブランド立ち上げ準備編〜商品の納品まで〜

わたしは一般企業で働く27歳の会社員です。社会人3年目に会社員のまま起業しました。今回は、一般的にリスクが高いと言われる初期投資高め・在庫アリのビジネスを立ち上げるためにやったことを書きたいと思います。何をどういう順でやったのかをメインで書いているので、ちょこちょこ詳細を書いた別記事にリンクがあります。別記事は一部有料ですが、知りたい部分をつまみ食いする感じで読んでもらえたらと思います。

社会人起業や副業を考えている方にとって1つの事例として参考になれば嬉しいです。特に何かものづくりをしたい方にとっては、参考になる部分も多いのではと思っております。

下記記事でどうして起業しようと思ったのか、また事業の内容を決めた理由を書いていますので、ご興味あれば併せて読んでみてください。(下記を読んでいただけると、より今回の記事が理解しやすいと思います。無料記事です!)


作るものを具体的に決める

新しいことを始めるウキウキ顔

「何かビジネスしてみようかな」と思い立ち、犬に関する商品を作ろうと決めた後は、犬に関する何を作るのかを考えました。犬に関する商品と言っても、本当にいろいろあります。犬服・首輪・ハーネス・リード・(犬の)靴・(犬の)靴下・(犬の)バッグ・ドックフード・(人間が持つ)お散歩バッグ・ベッド・エサ皿・・・まだまだたくさんあります。

わたしがいちばん作りたいと思っていたのは靴です。靴を履いたわんちゃん、めっちゃかわいいので。めっちゃかわいいですよね。本当に。わたしもわんちゃんにお靴を作りたいヨ・・・!(靴は生産にあたりコストが高くなってしまい、起業してすぐの生産にはなかなか資金的に難しく諦めました。。。でもいつか!いつか作りたいです!!!!!)

犬服も興味はあるけど、既に検索すれば可愛いのがた〜〜〜くさん出てくるので、犬服を作るなら何かしらアイデアと掛け合わせたいなと思いました。何かしら〜と言いつつ、思いついたのは「人とお揃いにできる」くらいで、インスタを調べたらもうあったので辞めました。好みの系統とは違ったけど、かわいかったし。ここでリンク付けておすすめしちゃいたいくらいです。わたしに服の知識が全然ないから肩並べて競い合える気もせず、この案はボツになりました。

そしてもう1つ案としてあったのがリードやハーネス、首輪などの犬具。色合いがかわいい犬具ってあんまりない気がしていて、これは結構最初からアリな気がしていました。機能性に全振りしていて無骨なデザインになっていたり、見た目にこだわった商品もあるけど、わたしのイメージする「かわいい」ではなかったり。「かわいい」けど安全性に不安があったり。(今はいぬを飼っていないので)将来のいちユーザーとして欲しいものを実現しよう!とこのアイデアに決めました。

作るものが決まってスーパーハッピーな図

ここで1つ疑問が浮かびます。「そもそもどうしたら作れるの???」です。わたしのビジネスのイメージはハンドメイド商品ではなかったので、何のつてもない個人が作れるものなのかリサーチするところから始めました。

とにかく、検索キーワードを変えて変えてネットでゴリゴリ調べて、分かったことは

  • 個人でも(ボツ案も含め大体のものは)作れるっちゃ作れる。けど基本法人向け。

  • 最低生産個数(ロット数)が多いっぽい

  • 単価は問い合わせないとわからない

といった感じです。ここまで分かればあとは行動のみ!なるべく小ロットで生産できそうな業者さんに片っぱしから問い合わせして(なんならペット用品を作れるのか明記がない業者さんでも一か八かで連絡をして)、取引先を決めました。

ブランドにまつわるあれこれを決める

さて、何を作るか・誰と作るかまで決まって、ここからは事業イメージを固めていきます。

ここの検討については、スーパーロングになってしまったので下記記事にまとめてあります。わたしの事例部分が有料になっているのですが、詳しく読みたい方は下記へどうぞ・・・!

事業イメージを作るうえで、最もよかったのは社名(屋号)作りかなと思っています。ブランド名を考えるより先に、「これからわたしがやる全ての仕事において大事にしたいこと」を社名に込めるべく、アイデア出しをしました。
なんだかんだあって、たどり着いたのが

Living together in love

です。略して「LTiL」です。「愛をもって一緒に生きましょう」という意味が込められています。

そして、ブランド名も決めました(「emerald」と言います!)。ブランド名の由来については下記ページに記載がありますので、ご興味あればぜひ!

自分の事業としての方向性・ブランド名やコンセプトも決まったので、ロゴ作りをしました。わたしはイラストを描くのが好きだったこともあり、自分のブランドはイラストロゴにしたいと思っていたので、自分で描きました。
LTiLとemeraldのロゴを1つずつ作って、使用箇所によって使い分けています。

事業計画を立てる

難しいことを考えている

事業計画、なんて固くて難しそうな単語を使いましたが、これからのスケジュールとお金の計画を立てる、というものです。ここです〜〜〜〜〜〜ごく精神をすり減らしました。これまでのウキウキワクワクなんてすっ飛んで(やっぱやめる・・・?)って気持ちになるくらいには辛かったです。

そして、ここで立てた計画、マジで1mmもその通りにいきませんでした。今思えば、何もわからないまま計画立ててもその通りに進まないのなんて当たり前です。でも、ここで悩んで苦しんで考えたことは、本当にやってよかったと思います。これをやっていなかったら、変なところで変な挫け方をして大怪我(お金的な意味で)していたのではないかと思います。

ここのエクストリーム苦悩は下記記事でお話しています。有料記事で恐縮ですが、会社員で事業を始めたい方にとっては考えるべきポイントがまとまっていて結構有意義なのではないかと思いますので、よかったら読んでみてください。

スケジュールとお金のイメージができたら、今度は商品を具体的に制作するための企画書を作りました。デザイン指示書みたいなものです。
わたしはリードやハーネスを作ったことがない&制作に関する知識もない状態だったため、デザインイメージを伝えた後の具体的な制作工程はマルっとお任せできる業者さんにお願いしました。

企画書は特に指定のフォーマットなどはなかったため、googleスライドを使って作成しました。イメージがわかりやすいように、自分の作りたい商品に(部分的にでも)近いものの写真を入れたり、色や出来上がりサイズを具体的に指定したりして、「これ以上何を伝えれば良いか思いつかへん」くらいまで作り込みました。
それでもサンプルをもらった時には素材のイメージが思っていたのと違い、見た目の印象はもちろん、強度にも関わるので妥協したくなくて、自分で素材感が近いものを購入して参考として送って調整してもらいました。

発注〜納品

納品で〜す!

サンプル制作を2回行い、本生産へ進みました。実はこの時点で、かなりスケジュールが遅延しています。。。本当は2024年3月に納品されて、5月から販売開始イメージだったのですが、制作に想定外に時間がかかり、実際には2024年9月納品になっています。

今となっては「半年くらいまあまあまあまあ」と言えなくもないし、むしろ詐欺業社とかに引っかからずにちゃんと連絡が途切れることもなく納品があって良かったジャン!!って感じですが、当時は本当に焦っていました。とはいえ、焦ったところでできることは催促や進捗確認の連絡をすることくらいで、何もできないのがまたもどかしかったですね・・・

もしわたしと同じような方法で何か商品を制作する予定の方は、同じように遅延する可能性はそこそこ考慮しておくことをおすすめします。具体的には、シーズンのあるものは最初は避けることがおすすめです。シーズンものはどのくらいで納品までたどり着けるのか掴んでから or 一年先に販売するくらいのイメージで発注すると良いと思います。

長々とお付き合いありがとうございました!準備編〜商品の納品まで〜はここまでとなります。
続きは下記記事で書いておりますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

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ame
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