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これがやりたかったんだ!
『夫が寝たあとに』というテレビ番組を知っているだろうか?
テレビ朝日で、水曜日の0:15分から1時間放送されている番組だ。
ミキティ(藤本美貴さん)と、なっちゃん(横澤夏子さん)がMCをしていて、ゲストを招いたりしながら、子育ての悩みや困りごとなんかを語り合っている。
私は、半年ほど前に知人に勧められてこの番組を見始めたのだけれど、これがとても面白い。面白いというか、”そうそうそうだよね!”、”あー、そういうことあったよなー”など、共感しまくりなのだ。
ちょっと心配性で、しっかりきっちり育児をする(”したい”、”しなきゃいけない”と思っている感じの)なっちゃんと、肝っ玉母ちゃん的に、小さなことは気にせず大胆に子育てをするミキティのやり取りがすごく軽快で、見ていて楽になるし、スッキリする。(なんとなく、なっちゃんは”育児”という感じで、ミキティは”子育て”という言葉がしっくりくる気がするのは私だけかな?)
私は、勝手に決めつけてしまうのは申し訳ないけど、なっちゃん側の人間だと思っているので、なっちゃんの意見に”そうそう。そうだよね”と共感しつつ、ミキティのあの豪快さ、”それ位大丈夫”と笑い飛ばしてくれる感じに救われているのだ。これがミキティだけだと”そんなこと言ったって”となってしまいそうなところを、なっちゃんの「わかる~」という、悩みに共感してくれる言葉があることによって、ミキティの言葉も”そうか。こういう考え方もあるのか。この位でいいのか”と素直に聞けて、楽になれているような気がする。
すでに小学校中学年の息子の母である私ですら、番組で取り上げられる子育ての悩みに共感しまくりなのだから、今まさに小さいお子さんを育てている方達には、ささりまくりなのではないだろうか。
そしてこの前、この番組のアンケートで、子育てで孤独を感じている人が多いという話題があった(こういう言い方だったかどうかは忘れたが)。”1日の中で、店員さんとしか話さなかった”とか、自分の子どもとの関わりしかなくなってしまっているのだ。
そういえば私もそうだった。
息子が小さい頃、夫は出張が多かった。平日はワンオペで、私自身人見知りで、友達も近くにいなかったため、まだ息子が話せない時には息子に語りかけるのみで会話にならず、息子が話せるようになって話していても、やはり大人との会話とは違うのだ。
大人との会話と言えば、公園で会ったママさん、子育てひろばで会ったママさんなどとチョコっと話すかどうか、という感じだった。その時は夢中であまり意識はしていなかったが、とても孤独や心細さを抱えていたと思う。
それでも土日は夫が帰ってきて、夫も積極的に子育てに関わってくれる人だったので、そこはとても助かっていた。
それに、2人の子を持つ姉がいて(そのうちの1人は息子と年が近い)、子育ての先輩として、同志として色々相談したり、話せたりしたのもとても助かった(近くにはいなかったので、電話のやり取りが主ではあったが)。
私は気軽に話せる人がいてくれたからまだなんとかやっていけたが、そういう人がいない人は本当に苦しいだろうな、と思う。
そんなことを考えていたら、”そういう人に向けて、何か私にできることはないだろうか”という気持ちが湧いてきた。
どんなことができそうか、色々考えていたら、ワクワクしてきた。
そうか、私はこういうことがやりたかったのか。
今までは、子どもの相談にのってきたけれど、今度はママ達の力になりたい。
私自身、ガチガチに硬い頭で”こうしなきゃ”、”こうでなくちゃ”と凝り固まって、色々やらかしてきたから(今でもまだやってるけど、でも前よりずいぶんなくなったし、”それでもいいか”と思えるようになってきている)、同じような悩みや苦しみを抱えている人が少しでも楽になれるような場を設けられたらとても嬉しい。
これから色々アイデアを出して、形にしていくぞ!