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M&Aでよくある失敗例3つ!(売手側編)
みなさんこんにちは!
M&Aアドバイザーの甲斐です。とても暑い日が続いていますが、体調は問題ありませんか?
さて本日はM&Aのアドバイザーとして活動を行う中で度々見かける失敗例、あるいはやってはいけないことについてまとめてみました!
①不利な情報を開示しない
自社を良く見せるために都合の悪い情報を偽ったり隠したりすると、M&Aは失敗に終わりやすいです。少しでも自社をよく見せたい気持ちは理解できるのですが、売り手・買い手の双方が納得の上で行われるのがM&Aですので、絶対にしてはいけません。
例えば粉飾決算であったり、過去から続く仕事上のトラブルなどですね。虚偽や隠ぺいは後々必ず明らかになります。
デューデリジェンスの際に発覚すれば、買い手の信頼を失い、M&A成立後に発覚した場合は譲受企業が想定外のリスクを背負ってしまいます。
いずれにしてもM&Aが破綻する原因です。
②準備不足
例えば売り手企業の株主が複数おられた時、M&A交渉の最中に一定数以上の株主の同意を得られなかったなど、事前に済ませておくべきことが発覚すると買い手の信用を失ってしまいます。
そのため、M&Aを行う際には必要な情報や項目をしっかり準備し、抜けがないように確認することがとても重要です。
③M&Aの検討中に情報漏えいしてしまった
情報漏えいによって企業イメージが下がり、M&A中に業績が悪化して希望価格で売るのが難しくなる場合があります。
M&Aではこのような状態に陥るのを防ぐために、相手企業の詳細を知りたい場合などに、「秘密保持契約書」を結びます。
そのため、M&Aの最中に情報を漏えいすることは言語同断です。しかしよくあるのがこの情報漏洩なんです。
他にも売り手企業に見受けられるのが、自社従業員にM&Aのことが広まることも珍しくありません。
今回は売り手側に関する注意点を書いてみました。次回は買い手側に関する注意点について書きたいと思います!
株式会社アンビュー
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