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麻雀その6 まあじゃんほうろうき
大学を卒業して、パンフレットの企画制作をしていた小さい会社に就職した。
入社して2年目くらいの頃、ひとつ先輩の営業が、TAITOの仕事を受注してきた。スーパーファミコンのパッケージと説明書の制作の仕事だった。受注したソフトは麻雀ゲームで、「まあじゃんほうろうき」だった。
「まあじゃんほうろうき」は当時愛読していた「近代麻雀ゴールド」に連載されていた西原理恵子先生の麻雀?漫画である。
担当した業務はパッケージのデザインと、説明書の文章を書き、レイアウト編集する仕事。麻雀ゲームということで新人の自分に白羽の矢が立った。
簡単なTAITOからの説明書があるものの、支給されたベータ版をプレイしつつ、原稿書いたり、説明書用のキャプチャを撮らなければいけなかったりで、デザイナーを待たせてゲームをやりこんだ。
でも、ただそれをキレイにレイアウトしても、それだけじゃつまらないよなーと思っていた。
当時、高田馬場に大人気のギャル雀(死語)があった。その名は「ポリエステル100%」。当時めちゃくちゃ話題の店だったから自分もミスチョイスがなくなってから、何回か通っており、作者の西原さんがちょくちょく通っているのも知っていた。
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当時、西原さんは「雀皇戦」という私設リーグを主催していた。(ハギーも参加していたが、多分当時はまだ知り合いじゃなかったと思う)
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そうだ、西原さんに説明書に載せる「書き文字」
を描いてもらおう。それを説明書の見出しとか、いろんなところに使おうと思いつき、ケント紙と筆ペンを持ってポリエステルへ。まあ、いつ西原さんが現れるかわからないのだが。まあ、その時は店長の河本さんに相談すればいいや、と思っていた。
お店に入り、事情を河本さんに説明して「いつ西原さん来るかわかりますか?」と聞いたら、「今そこで打ってるよ」と言われ、振り向くとそこに西原さんがいた。
で、出来上がったのが下の取説です。
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近代麻雀に自力広告と称した漫画になった。
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当時の記憶が曖昧なので、間違いがあったら教えてください。
おしまい。