片づけて「モノを部屋から出す」。詰め込まない、収納箇所を増やさない
片づけでは、大量のモノを見極めずに、収納を増やし、押し入れに仕舞い込んで、蓋をしてしまって見えなくすると、「片付いた!」気分になりますね。
パズルのように隙間を詰め詰めにしたり、DIYで棚を作り沢山仕舞えるようにしたり、収納力の高い家具やケースを買い込んで、仕舞い込んで蓋をすると、
「よし、片付いた!」
という気分になりますね。
でも、一体その「仕舞い込んだ品」が活用されて生かされて、モノの役目を果たす日は来るのでしょうか?
収納は適材適所に必要なものですが、ストック品や、更にデッドストック品の置き場所を増やしてしまうのは困りものです。
シニアの片づけにしろ、普段の片づけにしろ、
「使っていないモノを部屋から外に出す事、モノを家から出す事」は片付けを進める大事なポイントになります。
不要になった品を、処分する為に外に出す事くらいは出来ると思います。
(面倒くさがったり、粗大ごみを放置したままの場合を除いて。)
家からモノを出す事を「捨てる事」と考えると抵抗があるかも知れません。
モノが劣化したり使えなくなったりする前に、
・売れる品を売る(大した値段にはならなくても)
・誰かに譲る(引き取ってくれる人を探そう)
・寄付する(寄付先を探そう)
・処分する(リサイクル=再資源化できる品もあるよ)
などの方法を模索したり、誰かに頼んだりしながら、
とにかく「家からモノを外に出す」事としましょう。
家が大きくて部屋数が多いと、置いておくスペースもあるので、モノが溜まりがち、増えがちです。
更に、収納を増やしてしまうと、益々モノは増え続けていきます。
実家に荷物を置きっぱなしにして、更に物置として使ったりする
「実家が子供の物置化問題」もあります。
今はトランクルームという便利な倉庫もあるので、使いもしない品を家の中だけでなく、各所に置いておく事もできるので、モノの総量は減らず、むしろ増えてしまいます。
それだと片づけた雰囲気ではあるけれど、管理する場所が増え、モノの総量も増え、その分の出費も増えるという結果に陥りがちです。
片づけする場所が、ドンドン増えてしまうという事にはなりたくないですね。。
さて、このモノが溢れた状態を、どの段階で片づけましょうか?
大量生産、大量消費、大量廃棄の時代、賢い選択をしたいものです。
人が一人生きていくのに、どれだけの品が必要でしょうか?
人生の終わりに一気に捨てる事は、いつの世にも起こりそうですね。
できれば
「手離す事」
それも、寄付や使用できる状態の品を譲り渡せるのが良いですね。
その前に、長く使い続けられる品や、譲り渡せる品を購入して、
環境にも、気持ちにも優しく、モノに振り回されずに生きていきたいと思うのです。
片づける時は、仕舞い込まず、溜め込まず、収納を増やさず、家の中からモノを出し、自分の把握管理する品を減らすようにしてみましょう〜!