核家族と独居高齢者の増加で片づけ問題
なぜ核家族化と独居高齢者で片づけ問題になるの?
そう思う方もいるかもしれない。
昔は大家族で住んでいたから、おばあちゃん1人が亡くなっても、
使えるモノは使える人に回していたし、おばちゃんとか兄弟姉妹とか、
タンスや日用品も、誰かにお古として回していたかも知れない。
モノが少なかったから、それも当たり前だったんだろう。
家電製品も家族で共有して使っているから捨てる必要は無い。
今は、戦後の高度経済成長期を超えて、バブルが弾けても弾けた残骸が
どのお宅の家の中にも詰め込まれている。
4LDKの広い郊外の家には、収納がたっぷりあり、庭には物置も建てられている。昭和の名残りの贈答品の数々、お歳暮やお中元、引き出物や内祝、未使用品、粗品やノベルティ系のグッズが大量にある。
時は経ち、育て上げたお子さんは独立し、ご主人が亡くなった後でも、高齢女性の単身世帯には、昔からの荷物が詰め込まれたまま置かれている。
もう2階の部屋は物置状態で使われていない。
実際は2部屋程度しか使っていなくても、大きな家には思い出も大事な品も残されているからと、そのまま住み続け、亡くなってから全部片付ける。
昔の世代は「捨てた事がない」からもったいなくて捨てられない。
大事なモノって何だろう?
どこかに大事なモノがあるかも知れない。
あるかどうかわからないから、捨てられない。
でも量が多くて、どこから手をつけて良いかわからない。
片付け業者に頼むにも、お金もかかるし面倒なので先送り。
そんなお宅がたくさんある
先日お会いした方は、曽祖父の家を祖父母も両親も片付けず、
叔父や兄妹も片付けず、越境した品や、増築した部分などの撤去だとか、
「面倒な事を、全部私がするハメになった」とおっしゃっていた。
この後も、誰かにツケを回す事になるよりも、
やはり早め早めに取り組むべきですよね。
終活の片づけ、シニアの片づけを応援しています。
がんばろう〜!