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時空を翔ける記憶 インナーチャイルドの恐怖の根源

 私は子供のころから 母を好きではありませんでした。
おばあちゃん子だったせいもあるでしょうが、時々母が見せる媚(こび)みたいなものに嫌悪していました。

その媚は、母の愛されたい という思いだったのかもしれませんね


1.母の秘密

 母には若いころ 想い想われという間柄の男性がいたそうです。
けれど そのお相手の母親に嫌われて、自然消滅したとか。
そんな時、祖母が遊びに来た 広島の山奥の娘婿の駐在地で 母を見初めた ということのようでした。

 両者の言い分には矛盾もありますし、その後の関係性から嫌な思いが募った ということでもあるでしょう。母は その時のことをこんな風に私に言って聞かせました。

「康(やすし)に広島の山奥から 牛を一頭もらってきた」
おばあちゃんは 私のことを そう言って紹介したんだよ

父が存命の時 こんな話も聞いていました。

 おれは幸子より あいつの姉さんのほうがよかったんだ
だけどばあさんが連れてきたから 仕方なく な

いろいろな話を重ね合わせてみれば、両親の そして祖父母も含めた彼らの生きざまがよく理解できます。

母は 当時にありがちな 働き手 という部分で選ばれ、自分を愛そうともしない男と一緒に暮らすことになったようでした。

そんな生活を続ける中で、私に手術が必要になりました。
郡部から広島市内の病院で手術することになったため、あれこれと手配してくれた人がいました。


2.おかあちゃんは どこに行ってたの?

 昔のことを覚えていない という母に、魂と会話してもいいかと聞き、了解を得ていたので、インナーチャイルドのちっこいちゃんと共に話を始めました。

 少しして 私が話すよりもちっこいちゃんに話をしてもらうほうがいいのでは? と思い、提案すると

わかった・・・

ちっこいちゃんはそう言い 母と真正面から向き合いました。

おかあちゃん おかあちゃんは私を愛している?

愛している なんてわからないよ。 母はそう答えました。

じゃあ 私のことを好き?

えみちゃんのことは一番好きだよ。 母は答えました。

すると ちこいちゃんはいきなり母に抱きついたのです。

ありがとう 私もおかあちゃんが一番好きだよ!

しばらく 母とちっこいちゃんは抱き合って泣いていました。


 おかあちゃん 私の手術の時の話をしても良い?

ちっこいちゃんがそう聞くと、母は素直に いいよ と答えました。

 あの時 おかあちゃんはどこに行っていたの?

母は えみちゃんのそばにいたよ と言いましたが、ちっこいちゃんはこんな風に続けました。

ううん、手術が終わって目が覚めたとき、おかあちゃんはいなかった。
だあれもいなかった。
わたしは怖くて痛くて わんわん泣いたの。いくら泣いてもおかあちゃんは来なかった。

・・・

 看護婦さんが来てくれて、大丈夫よ って言ったけど、ちっとも大丈夫なんかじゃなかった。
 誰とどこに行っていたの?

 母は本当のことを言うつもりがなさそうだったので、上の方に聞いてみました。

うるさい舅や姑、支配したがる夫や世話の焼ける子ども達と離れて、つかの間母は大いに息抜きをしたようでした。

 場所は広島市内。。。
心配して手配をしてくれた人もいました。 そう、手術の時間を待つ間も母が気を紛らわせるよう 手配をしてくれた人がいたのです。。。

ちっこいちゃんは、言いました。

おかあちゃん わたしはおかあちゃんを責めているんじゃないよ。
あの時 とっても寂しかった。怖かった。捨てられた と思った。
そういうわたしの気持ちをわかって欲しいの。

 悪かったね・・・  やっと母が答えました。

 悪かったね、そんなつもりはなかったんだよ。そんなつもりはなかったんだよ。

また 母とちっこいちゃんは抱き合いました。

わかってくれたらそれで良いの。あのときの気持ちをおかあちゃんがわかってくれたら もう それでいいの・・・

母もちっこいちゃんも そして私も泣いていました。

3.レムリアの愛と光と叡智で包む

 レムリアの大神官アダマが登場して、「レムリアの愛と光と叡智で包んであげなさい」 と言いました。

やり方がわからないまま イメージを膨らませると、「もっと想像力を働かせなさい。あなたには出来るはずだよ。」 アダマがなおも言いました。

 今度はとても大きな教会の建物が現れました。白く輝いている とんでもなく大きな教会。。。
綺麗な光と音とたくさんの笑顔が見えました。 
そのそばで母とちっこいちゃんは目を丸くしています。

教会の鐘が鳴り響き 母とちっこいちゃんはその教会の中に入っていきました。そして一番高い場所に落ち着きました。
そこには、同じように抱き合っている 母と子がたくさんいました。

 しばらくして私のもとへ帰ってきたちっこいちゃんは ありがとう と言いました。
ううん 私のほうこそ ありがとうね 私も笑顔でそう 伝えました。


4.チャネリングの不思議

 レムリアに居たこともある私は、大神官アダマにもいろいろなことを教えてもらっていました。

 最初はレムリアのアダマの執務室に招かれても 何もわかりませんでした。「カーテンを開けて街の様子をみてごらんなさい」 そう言われて、執務室のカーテンを開けましたが、街は霧に覆われてでもいるようで何も見えませんでした。

そう伝えると、「そうですか あなたにはまだ時間が必要なようですね」
アダマはにっこり笑ってそう 言いました。
それから何度か アダマの執務室に招かれましたが、そのたび 少しずつ霧が晴れていくように、街の様子が見えてきました。

 そうこうするうちに、レムリアで一緒だった仲間と出会うことも多くなりました。その仲間にレムリアの様子を聞かれ、あるときは、神学校の卒業式の場面を教えられました。

 真っ白い卒業証書には、幅の広い色違いのリボンが巻いてありました。
私のリボンは水色だったと記憶しています。
そのリボンの色が、その後の私たちの役目を表している そういうことでした。

 レムリアでは、子供が生まれても親と一緒に生活するわけではありません。子供を育てるのは親ではなく、レムリアに住むすべての人が子育てをします。と言っても、役目でそうと決まっている人たちが中心になって育てていくので、言うなれば寄宿学校のようなものでしょうか。
 
 親子とか 兄弟姉妹の愛 ではなく、人類愛 ということなのでしょう。独善的でない、誰のことも分け隔てしない 公平で平等な愛・・・

そういう愛で生きることが出来るようになるには、常に自分は愛されている と自覚ではなく、本能で知っている必要があるのでしょう。


 インナーチャイルドや、母が忘れた という記憶、レムリアの愛や光や叡智といったものを すべて私はチャネリングで教えられました。

顕在意識では理解できないようなことも、チャネリングで教えられると 多少の驚きはあるものの それらを私の魂は知っている とすぐに理解し納得することが出来ます。

 見たことも 聞いたこともないような話を すぐに理解でき、納得するのは 長いながい輪廻転生の間に経験してきたことだから。

そしてそれを知ることが、今の私に必要であり 今後の私に必要だから。


すでに 天命を終えた私は、残りの時間をひとりでも多くの 悩み解決のお手伝いのため 尽力していきます。

ありがとうございます(^人^)


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