時空を翔ける記憶 母とのご縁 インナーチャイルドその2
私は結婚して徳島に住むまで 潮干狩りの経験がありませんでしたが、姉は 行ったことがある と言います。それが不思議で仕方がありませんでした。
当時住んでいたのは、広島の山奥。
それなのに、ピンクの花柄のワンピースの 白い大きな襟をひるがえし髪をなびかせている 船の中で撮った写真がありました。
その頃は白黒の写真なのですが、なぜかあの姉のワンピースはピンクで、大きな花柄だった と知っていました。
その日、私と母以外の家族は 海に出掛けていたのでした。
私が入院した場所は、広島市内の病院でしたから私を送りがてら、海で遊んだ と考えれば、さほど不思議な話でもないのでしょう。
私のインナーチャイルドのちっこいちゃんは、私が母をさっちゃんと呼ぶことをなじった後は閉じこもって出てきませんでした。
ここからは 当時のブログの転載です。
前回と重複する場面もありますが、ご了解ください。
2013年3月5日
母のところへ行く ということを、ちっこいちゃんはどう受け取るのだろう と昨夜から気になっていた。
嫌がる・・・ 漠然とそう思った。
でも私はもう 母との確執は終わっているし、昨日 ちっこいちゃんを癒しているので大丈夫かも・・・ と思った。
実際は・・・
嫌う なんてものではなかった。嫌悪する という言い方が当たっていると思う。出勤時、原付で走りながら涙が頬を伝っていた。
ちっこいちゃんに、なぜ 母親を さっちゃん と呼ぶのか?! そう 問い詰められた。
母には、もう私が娘だとわからない。自分の姉だと言っている。
別に姉だろうと娘だろうと構わない と私は答えた。
それはおかしい! ちっこいちゃんは譲らなかった。そして 会いたくない 行きたくない と激しく泣きだした。
ちっこいちゃんは、二つ鍵を掛けている。
そのひとつは渡してもらったから、こうやって話が出来る。 ちっこいちゃんを抱きしめることも出来る。
でも ちっこいちゃんの悲しみとか苦しみ 寂しさ 切なさには、もっと奥があるのだ。
幼稚園に入る前に まったく記憶にない手術をしている。これは父だったのか祖母だったのか・・・
話を聞いている。みんなはその時に 潮干狩りに行った って。
私は手術があったから、病院に居たって。
その病気が恐怖だったのか と思っていた。でも その奥の思いは母に起因しているようだ。。。
気持ち良く起きた朝だったのに、窓を開けて新鮮な空気を部屋に取り込み、今日も笑顔で過ごすぞ~ と笑った朝だったのに。。。
トラックで取引先に行く道中で、ちっこいちゃんと話していたら、レムリアの大神官アダマが話に加わってきた。
宇宙と繋がる というのは、創造主を抜きにしていろんな話が出来る ということなの? と聞いてみると、そうですよ、もうあなたは体験していますよね と。。。
ちっこいちゃんとアダマは話が出来るけど、他の人も?
はい 話をしたい人がいますか?
弟・・・ あの子はたぶん生まれていたはず。
姉さん 元気そうだな と現れたのは、既に他界している弟。
私は君を看取ることが出来無かったよね。何か 理由があるの? そう聞いてみた。
私が大学病院に2晩泊まっていた間に、弟は2度3と度心臓が止まった。それでも また打ち始めたのだった。
ああ 姉さんが来てくれているのは知っていた。 俺は操子姉さんに別れを言いたかったんだ・・・
操子姉さんに殴りかかりそうになったこともあっただろ? そういうことを謝りたかったんだ。
やっぱりね。。。
姉さんは 待ってくれていた って言っていたもの。。。
そんな話の後、私の手術の時の話もしてみた。
俺はまだほんの赤ん坊だったからな。。。
かあさんが病院に付き添いで居たとしても、俺は何も覚えていないな。
なんだか 不思議な感覚。。。
トラックを安全に運転しながら、頭の中なのか こころの中なのか そこではもしかしたらこれは 妄想なの? と思えるような話をしているわたし。。。
父が現れ、祖母も出てきて話をした。それでも 私の手術の時の母のことはわからない。だって、父や祖父母は潮干狩りに行っていたはずだから。
午後はほとんど ちっこいちゃんは現れなかった。
仕事を終え、母のところへ行った。
ちっこいちゃん? 呼んでも現れない。
閉じこもっちゃったのかな?
母はいつものように 笑顔でわたしを迎えてくれた。私の手に触れ、冷たいね とさすってくれた。
いまの私には、それで充分なんだけど、それではちっこいちゃんをほったらかしにすることになる。
母に聞いた。
私が3つか4つの頃 病気をして手術をしたことを覚えている?
覚えているよ。
その時に、私はすごく寂しい思いをしたようなんだけど・・・
知らないね、もう 忘れたよ。。。
そう言いつつも 母にはいつもの陽気な笑顔には戻らなかった。
ちっこいちゃん、ほら もうこういう状態なんだよ。覚えている って言っても、それが本当かどうかさえ わからないんだよ。
ちっこいちゃんは返事をしない。
かあさん 私も3人の子供を育てたけど、私の気が付かないところであの子たちを苦しめたり 寂しがらせたことがあると思うんだよね。
かあさん 若いころ随分無茶をしたんじゃないの? それで私は随分 傷ついて苦しんでいたようだよ。
母はまったく別の話をする。何度も 何度も 同じことを言う。
いつものように母をいじらしい と思う気持ちはまったく起こらなかった。母を傷つけ とことん罵りたいような そんな思いが湧いてきた。
かあさん 私も忘れている話だし、かあさんも思い出せないようだから、かあさんの魂と話をしても良い?
そう聞いたら、良いよ と母は答えた。
私の緊張している雰囲気 今日だけは母を嫌っているかもしれない雰囲気が 母にも伝わっているように思えた。
母をホールに連れていき、額に私の頬をくっつけて軽く抱きしめた。
それでも 母は不安そうに私を見た。
手を振って、私は帰ってきた。。。
今朝 ちっこいちゃんに責められた と感じた。 ほっといてよ! 私が母をなんと呼ぼうと勝手でしょ! と思った。
帰り道で涙がこぼれたのは、あの子は必死で 私の本当の思いに気付かせようとしていたんだな って気が付いたから。
この期に及んでまだ かあさん と呼ぼうとせず、さっちゃん と呼んでいるのはなぜか?
それは 娘ではない と言われるのが怖いからじゃないか!
母を理解している なんて綺麗事を言いながら、自分が母に娘と認めてもらえないことから逃げていたんじゃないか!
そう気が付いたから。。。
ちっこいちゃんは現れない。
母とのインナーチャイルドは既に癒した と思っていたけど、それは何層ものベールで隠されている 上っ面の部分だったみたい。
今夜は母の魂と とことん話をしようと思っている。
そして 今度こそ 母への思いを越えていくのだ。
次回は いよいよ ちっこいちゃんの恐怖の原因がわかります。
どうぞ お楽しみになさってください。
ありがとうございます(^人^)