「海を填んで」を振り返って⑤(最終回)
こんばんは、アメージングだいやです!
今日は昨日とは一転してとても暑かったですね!なんだかとても夏っぽくて…まだ5月なのに…。もう少し涼しい日が続いてくれると嬉しいです。
…さてさて。本日も昨日に引き続き、演劇集団あまちゅあでいと第二回公演にて上演しました長編作、「海を填んで」の振り返りを行っていきたいと思います。
今回含めて5回の連載となりましたが、いよいよ今回がラスト、最終回となります。ぜひ皆様、最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
まずは例によって、前回までの振り返り…の振り返りを。
タイトルの由来や作品に込めた想い等をご紹介して、そこから作品を書き上げていくまでの流れを話しました。そして前回で、完成した脚本を見た時の役者の子たちの反応やそれを見た時の僕が感じた気持ち等のお話をしましたね。今日はその続きからです。
たくさんある課題に戦々恐々となる役者たち。アドバイスや意見を伝えたいものの、脚本を書いた当の本人である為深い所まで話ができない僕。難しい稽古場でしたが、それを上手く回してくれたのが演出の伊藤セナくんでした。
彼は、2年前にとある演劇イベントにて僕と『A-COA』というユニットを組んで参加した子です。イベント後も演劇活動を続けて、今は『名前はない劇団』という団体の主宰として公演・イベントを企画している面白い後輩くんです。昨年のあまちゅあでいとの旗揚げ公演時は役者として参加してくれましたが、今年は演出として参加してくれました。
彼自身、「海を填んで」のようなリアルさを求められる芝居の演出はほとんど経験が無かったようでしたが、それでも体当たりで取り組んでくれました。
今回の作品が成功するかは、ひとえに『メソッド演技』―『演劇』と聞いてパッと思い浮かぶような大きな身振り手振り・分かりやすい表情等だけでは表現できない気持ちの揺れ動きを出す為に、物語の中で、役として本当に気持ちを動かす演技法の事―というものを役者が体得できるかどうかにかかっておりました。
アカリ・リサを演じるほっともっと・浅川時雨ちゃんは現役の高校生。それぞれが所属している学校の演劇部では、メソッドはまったく取り入れていないそう。また、シュンを演じる新堀隼弥くんもメソッド芝居の経験は無いそうで、それぞれが本当に1からのスタートとなりました。
まず、それぞれの役に対する理解を深めていき。そのまま皆で、ラストシーン…海斗のシーンのイメージを固める作業をしました。ヒントが少ないのでなかなか進まない作業。それでも、根気強く1つ1つ、仲間と一緒に取り組んでいく内に着実に前に進んで行きました。
次に、ある程度設定理解が固まってきたところでワードウルフの稽古にも取りかかっていきました。ワードウルフシーン全てをアドリブにするのはさすがにリスクが高いので、2つあるお題のうち1つは事前に決めておく事にしたのです(ちなみにその1つは、お題だけではなく誰が少数派をやるかまで決めていました。皆さん、2つのうちどちらが決められていたのか…お分かりになりましたか?(о´∀`о))。
とことんリアルに・役として行動選択する。
役者の熱気に触発されて演出・スタッフも一丸となった結果、「海を填んで」は…僕の想定を越えた作品にまで仕上がったのでした。
ちなみに。役者の皆の中で、僕が一番良かったと思ったのはほっともっと…アカリでした。ダイキとして対峙した時に、ほっともっとがただただアカリとしてそこに立っていてくれていると心から感じ、雑念無く芝居する事ができたのです。
あまちゅあでいと主宰として考えても、今回の役者チームのMVPは…ほっともっとでしょう。(o^-^o)
僕が脚本を書き始めた時に込めたかった『メッセージ』。それを、座組皆が…しっかりと役割を担ってくれました。
終わった後、1人になって…本当に自分は恵まれてるなと。思いました。
…はい。以上で、全5回に及びました「海を填んで」の振り返りは終わりにしたいと思います。長い間お付き合いいただきありがとうございました。とても私的な話から本来なら脚本家が言わないであろう事まで、色々とさせていただきました。好き勝手に思うがままに書いたので、脈絡が無いかもしれませんが…お許しください。(笑)
さてさて。今日で『1週間毎日note更新』も終了となる訳ですが。ここで一つ、皆様にお知らせがございます!
そのお知らせとは……!!
僕の日常を綴るブログ、アメブロに完全復活いたします!!🎉✨😆✨🎊 いえい!!v( ̄Д ̄)v イエイ
最近は忙しさなどにかまけて全然更新できておりませんでしたが。読者の皆様からの温かいお言葉やメッセージをいただいて…頑張るぞ!という気持ちがフツフツと沸き上がりました!!
あまり無理せず、僕らしく。また『アメージングだいやの和顔愛語!!』を更新させていただこうと思います。皆様、今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。アメブロ復活記事は、近日中に更新します!乞うご期待!
…よし。これからも、『誰か』への『メッセージ』を、丁寧に届けていくぞ。応援、よろしくお願いいたします!!!
それでは!!
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