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第111回 七夕 の巻

宇多天皇ってきっと「自分大好き」だったんだろうな!という想像が今回のネタ・・・!

宇多天皇は七夕に詩宴を開きます。しかしこれがハイレベルな宴で。

七夕についての漢詩を作る宴なのですが、くじで引き当てた漢字を使って韻を踏むというルールで、即興で作詩するという高度な遊びでした。

この宴での道真は「程(テイ)」の字を引き当てます(…くじに入れる文字の基準はなんだろ?)。

道真は即興で織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)を題材にした美しい詩を詠むのですが、マンガではその最後の2句を取り上げてみました。

余談ですが、時系列から考えてこの七夕宴のすぐあと、道真の師匠であり、義父であり、最大の理解者だった島田忠臣が亡くなります(マンガでは「でんチャン」として登場)。

すでに父母を失っていた道真にとって、さらに大きな悲しみがこのあと待っていたのでした(マンガでは描きません)。

↓ でんチャン初登場の回


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