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第67回 渤海国からの使者 の巻 その2
外交の席では漢詩の贈答を行います。 相手は漢詩の名人ハイテイさん。道真サンは「特別ルール」を提案します。
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漢詩の贈答は儀礼的なもの。当然事前ですが事前に作ったものでやり取りします。
しかし、渤海大使ハイテイの漢詩レベルを察知した道真は 「事前に作るのやめにしてアドリブでやり取りしよう」 と提案します。 なんてことを・・・!
道真の提案に乗ったハイテイもすごいですが、 韻だの平仄だのややこしいルールだらけの漢詩を即興で、しかも外国語発音で作ってしまう道真や島田忠臣たちは、いったいどういう頭脳を持っていたのでしょうか。 ちなみにマンガの「7歩ルール」の部分は創作ですが、実際それほどの名人だったそうです。
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道真ジャパンチームは、島田忠臣以外に紀長谷雄(きのはせを)など4人編成でした。
ちなみに、菅原道真ファンならご存じ紀長谷雄は道真と年齢はタメでしたが、道真の弟子であり部下でした。
また親友としても道真が心から信頼していた数少ない人物のひとりです。
太宰府での道真が、遺言ともいえる自身の詩集『菅家後集』を託したのはほかならぬ紀長谷雄でした。
ただ、残念ながらこのマンガでは今のところ紀長谷雄の登場予定はありません。