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第104回 時平 VS 道真 の巻

藤原時平(ときひら)。

のちに政権のトップにつき、菅原道真を太宰府に追放した悪役として知られます。

この時まだ弱冠21歳。マンガでは年齢うやむやですが、実は道真とは親子ほど年齢が違います。

父・基経(もとつね)と道真の良好な関係を受け継ぎ、二人の関係も当初はかなり良好だったようです。

詩のやり取りも頻繁だったみたいです。

しかし、すべて時平から発信だったようですし、道真の息子・高視(たかみ)にまで詩のプレゼントをしていたほど仲良しでした。

若い時平から見た道真は、学問だけでなく政治においても師匠だったのかもしれません。

歴史上、道真は時平の讒言によって太宰府に追放されたといわれています。

もちろん、時平の知らないところで道真は追放されたということはないでしょう。しかし、道真追放の急先鋒が時平だったのかというと・・・どうもしっくりこないのです。

このへん、私なりの解釈を含めてのちにマンガで描いてみたいと思います。


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