今をさかのぼること、1600年以上前、ブルドーザーやトラックはもちろん、手押し車も、スコップすらない4世紀の時代。藤井寺の地では、我々のご先祖となった若者たちが、何百、何千人と日本中から集結し、シュラの上に巨石を載せ、力を合わせて引っ張り、何百日もの、気も遠くなるような汗と涙の地道な努力の結果、今も残る巨大古墳群をつくりあげていった。 日本最古の道、竹内街道を通り、外国からやってきた使者や豪族たちは「♪うひょ~♪」という感嘆の声をあげた。 平成時代には、巨大前方後円墳「仲哀天皇陵」前に、世界でもここしかないシュラ形の巨大建造物「アイセル・シュラホール」が突如建造された。今日では観光拠点として、古墳をめあてに、ノアの箱船を彷彿させる姿に、訪れた人々が、毎日「♪うひょ~♪」 の声をあげている。 平成最後の年、我らの古墳群は、エジプトのピラミッド、ペルーのマチュピチュ、カンボジアのアンコールワットと並ぶUNESCO世界遺産にも認定された。 現在、その墳丘には緑の樹木が生い茂り、四季折々の花に彩られた、満面の水をたたえた堀には、水鳥や亀たちが遊ぶ。水鳥埴輪が迎えてくれるシュラホールでは、ライトアップやAR(拡張現実)など先端の取り組みもスタート、日々訪れる人々を、悠久の歴史ロマンの世界にいざなう。 そして、令和の新時代、仲哀天皇陵と、シュラホールの間の細長い狭間に、新たに誕生した謎のおもしろ空間が「チャレンヂパーク De La Shula」である。 ここは、只の駐車場ではない。未来を担う若者や学生、女性たちが、新しい事業にチャレンヂし、成功させるための、フリーな「起業・創業支援スペース」である。さらに、約1400年ぶりとなる、新しい古墳(シン・コフン)の建造はじめ、様々な施設も企画構想されている。 我々の先祖に続き、令和を生きるみんなのこれからの壮大な夢を、ここで、♪うひょ~♪っと実現させていこう。重いシュラも、皆で協力して引っ張れば、少しずつでも動いていくから。 そう、「チャレンヂパーク De La Shula」は、みんなで♪うひょ~♪をつくるところ!