無利子で20万円。1年返さなくていい。フリーランスが東京都社会福祉協議会「緊急小口資金(特例貸付)」を借りた話。
東京都各市区町村の社会福祉協議会で受け付けている20万円の緊急小口資金(特例貸付)を申し込んできました。
結果から言うと、フリーランスでも20万円無利子で借りることができました。連帯保証人も要りませんし、返済は1年間猶予されます。(つまり、1年間は返さなくてよい)。月々の返済額も数千円台です。
詳細については東京都社会福祉協議会の資料をチェックしてください。
https://www.tcsw.tvac.or.jp/documents/korona.pdf
通帳などで「収入減」を証明できればOK
申込先は、東京都 各市区町村の社会福祉協議会の窓口。
「(お住まいの市区町村) 社会福祉協議会」で検索すると、どこに申し込めばよいかがわかります。
(事前に電話連絡しておくとスムーズです)
やはり気になるのは審査。
ここは個人の主観が入るので参考程度にはとどめておいていただけたらと思うのですが、「収入が減っていることが数字で証明できるものがあれば審査に通る」印象を受けました。(判断は窓口毎に異なると思うので、あくまで参考までに)
フリーランスの方の場合は、参考資料として以下のような書類を持っていくと良さそうです。
(もちろん会社員やアルバイトなど、給与収入をもらっている人も対象になります)
●現住所が証明できる身分証明書(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)
●世帯全員分の記入がある住民票の写し
●銀行通帳(収入減や、公共料金、社会(国民健康)保険料の支払いが確認できる状態のもの)※申し込み当日までの記帳をお忘れなく
●(銀行通帳が用意できない人は)昨年度分の確定申告書、会計帳簿
こちら、申込みの際に記入した「要件確認票」です。
どんな書類があるとよいかの確認にしていただければと思います。
僕の場合は銀行通帳で減収・税金の支払いを証明し、認めてもらいました。審査に問題がなければ、約1週間程度で指定した口座に入金されます。
返済は翌年から。月々の返済額は8,000〜8,500円程度。
貸付の条件は以下の通りでした。
●1年間は返済猶予(1年返さなくてよい)。1年後から月末に返済開始
●返済開始後の返済額は月々8,300〜8,500円程度
●無利子(ただし延滞時は年利3%)
キャッシングやローンを組むよりも、はるかに好条件です。
基本的にはコロナが落ち着いたあと、無理なく返済できる金額であると思いました。
迷っているなら、とりあえず相談したほうがいい。
お金を借りる…ということで迷っている方も多いと思います。しかし、お金が手元にあるということで得られる安心感はとても大きい。
お金がなくなることで判断力が落ちたり、危なっかしい案件に手を出してしまったりする心配が減ります。
なにより気持ちに余裕が生まれる。対外的な信用が生命線であるフリーランスにとってはこの要素はすごく大きいと思います。
迷っている人は、とりあえず窓口に相談したほうがよいと思いました。
不安な状況が続きますが、いちばん私達に大事なのは「心と身体の健康を保つこと」と考えます。すべての人々に用意されている制度なので、利用できる仕組みは積極的に利用して、乗り切りましょう。