アイスランド日記 6,7日目
18日の夜にアーティストが参加しているグループメールに「空を見て!」とメッセージが入る。
急いで着込み外に出ると、煙のような色の薄いオーロラが遠くからたなびいていた。
緑色の、たくさんひだのついたオーロラではなかったけれど、やっぱり「何ということだ!」という気持ちになった。
19日。
今日も丁寧にからだを伸ばして、中心に集めてみる。(それからとっちらかす)
本番のあれこれ(楽器も舞台道具も舞台の場所も)がなかなか決まらないので動きをつくるのはその後。今できるのはとにかく然るべき時にできるだけ何でもできるようにからだを温めておくことだけ。
昨日からアーティストの皆さんのプレゼンテーションが始まった。
自分の作品を画像とか映像にしてそれに対して説明を加えている様子を見ながら、わたしには自分のやっていることをこんなに簡潔に言葉にすることは日本語でだってできない、と思う。
たぶんここに書いている日記みたいに、大事なことをあちこちにちりばめてそれをたくさん集めて束にして、透かして見たら、ちょっとは渡せるかもしれない。
そうそう、急に洗濯機が壊れてしまった。
20日。
朝からお家の主のJさんが洗濯機を見に来てくれる。
それから、私たちの舞台に足りないものを探しに連れて行ってくれるという。
Jさんはとても私たちに良くしてくれる。
Jさんばかりじゃない、ここにいるひとたちは、他の人になにかを渡せるひとばかりだ。
自分の作品のほかにも、ダンサーや彫刻家の方ともパフォーマンスをすることになりそうだ。
お互いリハ時間がそれぞれそんなに取れないのでインプロで踊ることになりそうだけど、いつも自分がしていることにあらららと落ちてしまわないように耕しておこう。
今日は舞台全体の構想と音源の種を渡してもらった。
もうここに来て一週間になる。
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