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お世話になっている劇場のこと

舞台公演をやる時にいつも信頼している照明家でもある早川さん。
昔はキッド・アイラック・アートホールという明大前の劇場の主催者でいらっしゃいましたがそこの閉場後、新しい劇場・第Q藝術を運営されています。
劇場やライブハウス、ギャラリーなどが閉じている今、そして今後の変わりゆく状況の中で、やはり表現の火を消さずにいたいと情熱を燃やされる方のおひとりです。

大学生の時に友人たちと小さな劇団をやっていて、その時に初めてキッド・アイラック・アートホールにお世話になりました。(劇団のみんな、ここで公演したの覚えてる?『ストーカー』だったか『長谷川賞』のほうだったか…)
そんなに広さはないけれど天井がものすごく高い、そして扉を開ければ人通りの多い道に面している、という面白い小屋で、加えて照明の魔術師(早川さん)がいる、ということでその後も何度も踊らせて頂きました。
日本に久しぶりに帰った2015年にも絶対にキッド・アイラック・アートホールで踊りたい!と思うくらい好きな劇場でした。
(さっきから劇場、劇場と書いていますが、別の階には展示室があったり、地下には垂涎の古本コレクションの並ぶカフェがあったり、明大前の文化の拠点のひとつでした。)
そこが惜しくも閉場することになり、がっかりするもつかの間、早川さんはこの新しい第Q藝術を建設され、これでまたいつでも日本に帰ったら踊る場所があるぞ!と嬉しいのです。

早川さんは劇場を諦めたりはされないでしょうが、大変な状況であることを想像しています。
私に何ができるわけじゃないけれど…
踊る時に早川さんは舞台に照明を灯してくれるけれど、こうして文化が絶えないための明かりも灯している。
私自身も、自分が大事に思うことが絶えないために、考え、動き続けたいと思います。

(Topの写真は早川さんが撮影してくださった、キッド・アイラック・アートホールでの公演の写真です)

ブログを読んでくださって、嬉しいです!頂いたサポートはこれからも考え続けたり、つくりつづけたりする基盤となるようなことにあてさせていただきます。