![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159933274/rectangle_large_type_2_466d9f306e4917f56508f08288e97d77.jpg?width=1200)
バニラセックスという香水を衝動買いした話
毎年秋になると心が浮き立つ。
誕生日が近いからだ。
アラサーと言われる年代に差し掛かり、誕生日を迎えることに複雑な思いを抱くようになってから、鼓舞するように自分にプレゼントを買っている。
一昨年は万年筆、昨年はピアス。
さて今年は何にしようか、健康管理のためのスマートリングにするか はたまた好きな作品モチーフのアクセサリーか·····と悩んでいる最中、出会ってしまったのである。
トム・フォード バニラセックスという香水に。
買いました。30パーOFFでも3.7万という香水を。
とはいえ買うかどうか悩んでいる間は「無くなったら嫌だなぁ·····」という地獄みたいな時間でした。
さてそんな私史上最高級なバニラセックスという香水は、その名の通り官能的で挑発的、だけも奥深い妙香だという印象。
甘いけど甘すぎない、杏仁豆腐のような香りが徐々に解けて、ウッド系とバニラの混じり合う濃厚な香りに変化する。
その香りの変化が、名前のせいかどこか情事のようにも思えてしまう。
そんなわけで今年の誕生日は衝動買いしたこの香水が自分へのプレゼントとなった。
いい匂いのする女になりたい、とは常々思っている。
色気溢れるこの香水に見合ういい女を目指すのが、今年の決意かもしれない。