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【ラジオ】祝!ラジオ番組はじめました!

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)

皆様はじめまして!天雨航平と申します!

現在、イタリアに住み、国立ミラノ音楽院でコレペティの勉強している、11月より2年生になる25歳です。皆さんご存知の通り、コロナ禍で自由にイタリアと日本を行き来できず、1年間日本でオンラインレッスンのみで勉強してきました。しかし、その間腐らずどうやったらオペラ、、、

そうそう、コレペティとは何かご存じですか?

劇場でオペラ、つまり歌劇を上演する時に、稽古場でオーケストラの代わりにピアノを弾き、また歌手の指導をし、時には字幕をポチポチ押したり、指揮者が休みの場合は指揮をしたりなど、マルチに動き回る音楽スタッフの一員のことです。

話を戻すと、コロナ禍で公演や演奏会ができなくなり、私は一切の仕事と勉強する環境がなくなったのですが、その時になんと私はチーム作りを始めました。何のチームかというと、もちろんオペラをするチームです。何だそりゃですが、ただのチームではなくて、【天雨劇場】という会社を2021年3月に立ち上げ、「町と心の中心に」を掲げ、人々が自然と集まってくる場所を作ろうと思い、立ち上げた会社です。

今日は2021年10月28日ですが、約半年間初期メンバーに助けていただきました。オペラ歌手の宮下嘉彦さん、高橋梢さん、サックス奏者の武田涼雅さん、宣伝部の里井崇哉さん、経理の芹田真さん、そしてこれから動画等の発信を手伝ってくださる編集の吉田隆男さん、イラストや絵、会社のロゴを書いてくださる、君と白身と四畳半さん、撮影場所を提供してくださるミラノの音楽スタジオACLAMIの代表、西雪文子さんには、本当に感謝しています。ありがとうございます!

さて私たちがまず発信していくのは「コレペティとは何か?」ということです。日本のオペラ界は衰弱しています。それはなぜか?オペラといえば、オペラ歌手ですが、彼ら彼女らを支えられる人が少なすぎるということです。支えるのが、コレペディの仕事だと言っても過言でないほど、密接に関係しあっています。

私は、昭和音楽大学に通っていたんですが、そこで偉大な大師匠と出会いました。半分「めんどくさいなあ」とか思いながら行った、「ピアノアンサンブル」という授業で、その先生に出会いました。彼女は、ピアノをあたかも、本物のオーケストラのような音を出して弾かれたのです。その時は確か、ベッリーニ作曲のカプレッティ家とモンテッキ家のジュリエッタのアリアの前奏でした。

ただ楽譜を渡されて、
「これってなんの楽器だと思う?」
と。

音楽的に、音域的に、チェロ?ファゴット?まぁそこら辺かな?と思いましたが、師匠は、ピアノで「この楽器だよ!」とおっしゃって、 弾かれました。

そう答えは、ホルンです!本当にホルンだったんです!ピアノなのに、ピアノで弾いてるのに、本当にホルンだったんです。

そこから私は、師匠のファンになり、すぐ弟子入りを懇願し、入門しました。その時の感動を皆さんに届けたいと思って、このチャンネルを開設しました。未だにその音は、私にはまだ出せませんが、私の心の中、耳でずっと覚えています。今でもその時のことを先生によく話すのですが、
「あのピアノは最低だったね」 「いいピアノじゃなかったよね」と、今でも、へりくだっています。

そんな先生を私は大好きです。コレペティと言ったら、その先生というような、日本での立場ですが、私は何としても先生を超えたいなぁ!と思って今勉強しています。

天雨劇場をよろしくお願いいたします。

それでは良い1日を。
じゃあね! 

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