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兼業作家の日常
ご無沙汰しております。
前回の更新からなかなか落ち着くタイミングがなかったのですが、じつに4ヶ月放置はなかなかのズボラっぷり。最初に定期更新はしないと決めていたとはいえ、このままではいかん!と駄文を連ねる次第です。
実際のところ、兼業作家である以上、必然的にダブルワークとなるわけで。私は業界新聞記者をやってますから、デビュー以降は勤務先でもテキストを書き、職場を離れてもテキストを書き、という生活になったんですね。
よく聞かれますが、一日中テキストを書くのは全然苦痛じゃないんです。
作品はもともと好きで書いてますしね。勤務先のテキストは自分のなかでノウハウ化ができているので、材料さえあればさらさらと出来上がり。
もっとも。
歴史小説というジャンルに取り組んでいる以上、インプットにかなりのウェイトがあり。その上でのアウトプットですから、時によって双方のバランスも含めて、やるべきことに波があるわけです。
以前書いたかもしれませんが、『和らぎの国』の際は、コロナ禍での行動制限で取材がずれ込み、本腰入れて原稿執筆に取り掛かったのが〆切の一ヶ月半前。
そこからの期間でおよそ600枚を書き上げたのですが、いま振り返るとなかなかの無茶をしたもんです。
勤務時間・食事中・就寝中を除いた時間のほぼすべてを執筆に当ててましたし、その間はルームシェアしている同居人たちが家事を肩代わりしてくれて。周りの理解とサポートがあって、辛うじて成立したものでした。
その後は『和らぎの国』の仕上げと『あるじなしとて』の手直しが並行でやってきまして、都度やってくる締め切りに応じるのが精いっぱいで、まあてんやわんやでした。
最近はよく"サステナブル"(持続可能性)という言葉を耳にしますが、このやり方では長続きしないなぁと。
というわけで、この夏以降は、“できる無茶”のちょうどいい塩梅を探りつつ、新作の仕込みをはじめ兼業生活に勤しんでいる次第です。
だらっとした近況でもない報告となりましたが、今回はこのあたりで。
次回はできるだけ近いうちに、よく聞かれるスマホ書きのことについてつづってみようかなと思います。
ではでは。