美園さくらちゃん、大好きが過ぎる。②
(前回の続き)
昨日迎えた月組大千秋楽。仕事始まって銀ちゃん始まって、日を重ねてしまう前に書けることは書いておこう。始業時間まであと1時間。今日は22時まで多分時間空かない。
美園さくらちゃんの代表作というのはIAFAのエマだったり、ピガールのガブリエルだったり、ちょっと空気読めないけど、自己主張強めの女性だと思う。一方で桜嵐記の弁内侍さまはそうでもないかな、という指摘もなきにしもあらずだけど、私は弁内侍、すごく好きでした。それはなんでかな、というと、その枷がかえってさくらちゃんらしさをより濃く炙り出していたように感じたからです。そして、かつて大好きだった荻田浩一先生をおもいだしました。
今は退団され、外部で活躍なさっている荻田浩一先生の作品が私は大好きでした。当時荻田先生は宝塚の演出家としては結構異端な方だったと思う。人気はあったけれども。オギー(勝手にオギー呼び)は、自分の世界観が強くて宝塚という「みんなで楽しく観ましょう、家族みんなで観られるものを」というのがちょっと苦しいんじゃないかなと感じてました。在団しつつも、外部の舞台も手掛けていたので、何度かオギー目当てで観に行ってました。その時に「宝塚ではやや異色なんだけれども、オギーが宝塚という枷の中で自らを抑制してるからこそ炙りだされる代えがたい何かもある」ということを感じました。
日本ものの女性というのは、伝統的ないわゆる日本女性を演じることが多いので非常に控えめ。弁内侍さまもエマやガブリエルに比べたら、ほんと、口数少ないし抑えたおしとやかなお方でした。でもその分、弁内侍さまのさくらちゃんは台詞こそ多くはなかったものの、その場にそぐわない違和感の塊、気位は高いけれど正行さまに見せる「そうなのですか」の場面の愛らしさ、過去の凄惨な経験が大きな影を落としているのだろうと思われる冷たく空虚な表情、ありちゃん天皇が正行さまに娶せようと連れられた際の恥じらいながらもにじみ出る可愛さも。正行さまにお断りされたときも(つらい…)しっとりと銀橋で歌い上げる内侍さまは絶品でした。喜怒哀楽がはっきりした演技もわかりやすくてよいのですが抑制のきいた弁内侍のさくらちゃんも私は大好きでした。あんなに「いわゆる和ものの典型的な日本女性」を演じているのにも関わらず、やっぱりどこか、さくらちゃんの「違和感」があって、私はそれが好き。それは抑制されてた中でより味わうことのできる魅力であり、それがかつてのオギーを想い起させました。
ラストの出立の場面(ありちゃんの「戻れよ」の場面)も一切声を発することはなかったけれど、一枚の絵のように美しかったです。
さくらちゃん、宝塚に入ってくれてありがとう。頑張ってくれてありがとう。桜嵐記を見せてくれてありがとう、うおおおおおお、私も頑張る!と大号泣でした。
ドリームチェイサーは、すごくタカラヅカの娘役さんなのですが、ここでも私はさくらちゃん大好き度を上げました。
プロローグは大きなトップさんがいてその相手役さんとしてのさくらちゃんですが、スパニッシュの場面がもう好きすぎる!!!大好きなちなつ先輩に大好きなありちゃんとさくらちゃん。震えるほど好き。
しかも、ボリュームたっぷりの裾に背中も開いたドレス、素敵!
ありちゃんにまとわりつかれるとか嬉しすぎ!(欲望のかたまり)。
ちなつ先輩、すごい、足長すぎ!知ってるけど!花組から戻ってきてくれてありがとう!
大好きトライアングルの興奮に次ぐ大興奮が過ぎて、ほんとはミロンガにさくらちゃんがいないことが寂しくもあったのですが、このままミロンガにも出てたら、私が興奮しすぎで卒倒して死んでしまうので、自分の健康をおもえばよかったのかもしれません。ありがとう、中村先生。命の恩人です。
しかし、振られたありちゃんが凶器を手に戻ってくるかと思ったけどそのまま退場して戻ってこなかったのはいいのかな?私、宝塚の見すぎ?
花道からありちゃんが登場したとき「着替えとったんか!」と思ったけれど、そのまま違う場面が始まっていることにちょっぴり戸惑った愚かな私です。
ちなみにれいこさん率いるI'll be backの場面はフロムサクラで超絶イケメンのさくら兄を演じた(さくら母も)、瑠皇りあくんがいて大興奮でした。フロムサクラにでてくれてありがとうね!(誰目線?)これからも頑張って!!やっぱり今日もイケメン!!
Dawn(暁)の場面は珠様がさくらちゃんの魅力だかいいところであげてくださった「身長が高い」を感じることができて、幸せでした。
背が高いということは美しい~、娘役さんをひきつれてしなやかにキリっとしたさくらちゃんはかっこいい~、大好き~と、とろけまくり。
そして結局、時間切れで今日はここまで。仕事の遅い私は始業時間前にもせっせと仕事してるのですが、今日はその時間を使って、noteを書いてしまいました。今日もお仕事頑張りましょう。
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