見出し画像

どこか遠くへ行ってみた。壱

今から6年前
21歳の4 月
GW前の話

高卒で入社した会社を辞め無職だった期間。

暇だ、どこか遠くへ行こう。

不意にこのような考えが浮かんだ。
と言ってもどこに行こうか?てか、一人で行くのか?
色々な考えが廻り、最終的には心之介に連絡をした。
anちゃんは東京だし、心之介なら大学生だから時間はあるだろうと思ったからだ。
どんな話をしたかは忘れたが、

私「海沿いの道で夏色えがおで1, 2, Jump!を爆音で聴きたい」
心之介「遠くに行くなら泊まりだな」

のような話になった。
近場で海となると群馬からは新潟県の柏崎だ。幼い頃よく柏崎の海水浴場に行っていたからその印象が強かったし。
泊まるのは当日適当に決めればいいだろう。

こうして謎の男二人旅が決まったのだ。


当日は愛車の180SXで心之介の家へ向かった。向かったと行っても2,3分の距離だが。
心之介をひろったあとは謎に地元の郵便局へ。
メルカリにハマっていた時期だったからだろう。
そして柏崎への旅がはじまったのだ。

目的地までの道のりは全て下道を利用した。
片道4時間以上。よく行ったと思う。これが若さゆえのなんとかというやつだろう。

道中、何箇所か休憩をした。
コンビニ以外なら道の駅に立ち寄ったのが印象に残っている。

県境付近の道の駅だった気がするが名前は忘れた。
当時激レアなルマンドアイスが売っていて感動したのを覚えている。
味は想像できたし、高いので買わなかったけど。

そして新潟県に入り昼時だったので飯屋を探した。
米処という事もあり定食屋のようなところに入ったが満席のため諦めた。
探し回って結局はラーメンに落ち着いた。


特別美味しいラーメンではなかった。

そしてしばらく走るとようやく海が見えてきた。
群馬県民はご存知の通り海なし県だ。
なので、海を見ると異様にテンションが上がる。
海だー!!!
と叫んだ気がする。
ここまでくると目的の海辺の公園まであと少し。
そしてテンションを上げたまま目的地へ向かうのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?