オススメのボーカリスト「しゃも」(歌い手)
はじめまして、HIROです。音楽制作の情報サイトをツイッター(@It_is_lively)に結びつける下準備で、noteをはじめました。各記事は大元サイトができてから更新していきます。
さて、今回は歌い手としても知られる「しゃも」について紹介します。
↑再生しながら読めます。
2019年に界隈屈指のバックバンドをつけて関東ワンマンライブ「推すな」を成功させた彼。
ニコ動分析サイトからまとめるとこんな感じ!
・2012年12月初投稿、総合マイリス数は6万以上。歌い手全体の中では314位(上位2%くらい)。(2020年3月時点)
この指標はあまり分かっていないのですが、
僕は「上位だから聞いておこう」ということを書きたいわけではありません。
僕自身が彼とのライブやアレンジオケ製作に関わる中で感じた、
技量ベースの「潔さ」「こだわり」
こういうことを伝えていくつもりです。
既存ファンの方、まだ彼を知らない方にとっても楽しめる記事となりますように。
※勝手に紹介シリーズ、後半に連れてノッてきます。どうぞ最後までお付き合い下さい。
活動スタイルや性格
良いものは良い、刺さらなければ人気でも反応しない!
彼は元々、男女邦洋問わず良曲を捌きながら聞いてきたようなバンドボーカル。
このスタンスは投稿やライブ選曲でも顕著に出ています。
ボカロ大好きより、〝ニコ動からも良い曲を見つけやすい〟と感じてるイメージが強いです。
実際【選曲に定評がある】とタグづけられていることも多く、彼の歌ってみたリストから隠れた名曲と出会えるかも知れません。
またファンに対しては不必要な距離感を縮めない性格です。おそらく
リスナーにDM(ダイレクトメッセージ)を送るような歌い手を横目で瞬殺しながら生きてます。
投稿紹介
最近の彼は動画あたり100〜350マイリスほどで、「もっと伸びて欲しい」というファンコメントも多く見られます。
しかし個人的な感覚、リスナー集めが二の次のハイレベルな活動者は今昔この帯域に多く潜んでいる気がしますね。
まずは皆さんの耳で、魅力を引き抜いて下さい。
とてもいい。
どれもハズレがないので、ここ3年くらいの投稿マイリストを上から聞いてもらえればベストかと。
後3分の命という方は、2つ目『星に願いを』の2:15くらいから聞いていただければ成仏できるはずです。
※楽曲【星に願いを】はボカロPのΔ(デルタ)さん作。映画のような世界観が最高です。Δ楽曲&しゃものような〝心崩壊ギリギリな雰囲気〟は、いわゆる「エモ」だと感じました。
表現力について
聞かせどころを見つけるセンスと、うまく操れる技術を持っています。
だからこそ期待を裏切らない投稿作品が増え、リスナーを魅了しているのではないでしょうか。
僕もアレンジオケ制作を何度か担当していますが、曲の世界観にグッと沈み込んだ彼の歌声にはいつも惹きつけられます。
楽器の出方を見落とさず、ボーカルのために空けた空間は容赦無く満たしてくる感じ。
彼の活動経験の賜物かも知れません。
意図が見えるのにわざとらしくない、
このラインはひたすらにセンスです。
極性のコントロール
先のツイート動画のような、ロック楽曲を歌う投稿もオススメ。
おそらく「彼らしさ」に関しては、感情起伏に痺れる楽曲と、こういった気だるさを兼ねた荒いロック、両方をイメージするファンも多いことでしょう。
方向性を使い分けられることは魅力ですね。
録音機材について考察
どの投稿も声がグッと飛び込んでくるため、「しゃもさんは高価なコンデンサーマイクを使っているんだろうな」と思っている歌い手の方に伝えたい。
彼が録音に使っているのはよくあるダイナミックマイクです。
妥協ではなく、部屋環境をしっかり考慮して必要なものを選別しているような。潔くて視野が広いと思いました。
「高いもの」より「いま合ってるか」、歌を磨きどう録るかの方がずっと重要ですよね。
※コンデンサーマイクを批判はしていません。彼のマイクと類似系統のものですが、例えばこういったダイナミックマイクはトラブルが少なくてオススメです。
リスナーがもっと楽しむために
ここしばらくの彼はボーカルエディット、つまりMIX作業を自身で行なっています。
ボーカルMIX:オケに対する音量調整、響きなどの設定です。(まとめすぎ)
オケアレンジ経験者として常に感じるのは、彼がひたすらに原曲を聞き込んでいるということ。
文字単位の音量だけではなく、ブレスの質、どこから響いてどこで終わるか、コーラスがオケのどこと調和するか。
必要な作業ではありますが、群を抜いてこだわっています。
現在ファンの方がもう一周彼の投稿を聞くのであれば、是非イヤフォンで響きや声の位置なども追いかけてみて欲しい。
彼の音楽性がまたグッと、伝わってくると思います。
まとめ
人の曲を歌うただのカラオケにあらず。
様々な手段を使って、感情ごと音楽を広げている彼。僕が全力でオススメしたいボーカリストでした。
充実した音楽ライフに感謝!
今後もオススメのアーティストレビュー他、音楽機材ノウハウも紹介させて下さい。
それでは。
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