WEB2.0とWEB3.0の違いは何!?
WEB3.0という言葉だけ先に走っていて理解していない人が意外と多いと気づきました。
私はこれまでWEB2.0の仕事をやってきたので、WEB3.0とWEB2.0の違いについて、また近い将来について書いていこうと思います。
WEB3.0界隈の人もこれから増えていくと思うので、この記事を見て「ここ間違ってるよ〜!」という所あれば、ご指摘頂けると幸いです。
Web2.0とは
まずはWEB2.0から整理していきたいと思います〜!
Web2.0は、2000年代初頭から2010年代初頭にかけてのインターネットの進化を表す用語です。
Web2.0は、ユーザー参加型のウェブの発展を指します。ユーザーはコンテンツを作成・共有・編集し、他のユーザーとの対話やコラボレーションが可能となりました。
ソーシャルメディア、ブログ、ウィキペディア、YouTubeなどがWeb2.0の代表的なサービスです。
Web2.0では、ユーザーがコンテンツを作成し、他のユーザーとのつながりを築くことが重要視されましたが、インターネット上のデータは主に中央集権的なサーバーに保存され、プラットフォームの運営元がコントロールしていました。
簡単に言えば、ブログ、SNS、2CHとかですね〜!
ユーザーが参加できるようなコンテンツやスレッド、ユーザー自らもコンテンツを生成できる参加型WEBというイメージです。
WEB1.0は「読むだけ」の時代
Yahooニュースや、日経新聞WEB版、Google検索など
このWEB1.0から進化したのが→WEB2.0
Twitter(X)やInstagram、TIKTOKなどで個人間でコンテンツ販売までできるようになりましたね。
それに対して、
Web3.0とは
Web3.0は、Webの次の進化段階を指す概念であり、具体的な定義についてはまだ確立されてないです。
Web3.0では、分散型技術やブロックチェーンなどが活用され、中央集権的な制御からの脱却やデータの所有権の変革が重視されます。
Web3.0の概念では、ユーザーが完全なデータの所有権を持ち、自身のデータをよりセキュアに管理できるようになります。また、中央集権的なプラットフォームに依存せずに、分散型アプリケーションやサービスを利用することが可能となります。
ブロックチェーン技術を活用することで、デジタルアセットのトークン化やスマートコントラクトを通じた自動化など、新たなビジネスモデルや経済システムの可能性が広がるとされています。
一気に訳が分からない内容になりましたねw
簡単に言えばビットコインの誕生により、ブロックチェーンというシステムがあまりにも凄すぎるので、その技術を使って何かしましょうということ。
更に、WEB3.0の具体的な実装や進展は現在進行中で、将来的な展望を見据えて色んな企業が参加したりしていますが、技術の発展でさらに変化していく可能性があります。
今までのWEB2.0はユーザー参加型WEBということを述べましたが、WEB3.0は中央集権を持たない分散型WEBということです。
中央集権とは、ユーザー同士の参加型WEBだとしても、プラットフォーマーである、Google、InstagramやFacebookのMeta社、Twitter(X)のプラットフォーマーのルール上でコミュニケーションをとっていきます。
しかし、中央集権の気分でルールが変わったり、データ内容を改善したり、何なら個人情報まで全て強みを中央集権に握られている状態です。
その中央集権を取っ払って分散型でみんなで参加・監視しようね。というのがWEB3.0です。
参加型WEB2.0→分散型WEB3.0という進化が今です。
もう少し、WEB2.0とWEB3.0の違いについて深堀りしていこうと思います。
①中央集権性 vs 分散性
Web2.0は、中央集権的なアーキテクチャに基づいています。主要なウェブサービスやプラットフォームは、中央サーバーにデータを保持し、ユーザーはそのサーバーを介して相互作用します。データやコンテンツの管理は中央的な権限に依存しています。
Web3.0では、分散型技術やブロックチェーンが活用されます。データやアプリケーションは、中央のサーバーではなく、分散型ネットワークやブロックチェーン上で管理されます。これにより、中央集権的な管理や制御から解放され、プラットフォームの権力が分散し、より民主的な環境が実現されます。
→WEB2.0では中央集権が一番権力を握っていて、他のユーザーは参加しているだけの状態ですが、WEB3.0の分散型にすることによってプラットフォームが民主化されます。
日本円を作っている日銀。ドルと作っているFRB。
これらを介しない新しい経済圏がビットコインでありWEB3.0ブロックチェーンです。
②データの所有権とプライバシー
Web2.0では、多くのユーザーデータが中央集権的なサービスプロバイダーによって管理され、所有権やプライバシーの問題が生じることがあります。ユーザーは、自分のデータの所有権や使用に関する制御を制限されることがあります。
Web3.0では、ユーザーは自分自身のデータの所有権を持ち、自分のデータを管理することができます。分散型技術やブロックチェーンを使用することで、データの保護やプライバシーの向上が可能となります。ユーザーは、自分のデータを共有する際の制御権を持ち、よりセキュアな環境でデータを管理できます。
→WEB2.0はGoogleやMeta社、バイトダンス社などが個人情報の所有権やデータ所有権を持っており、その個人情報を使って色んなことができますよね
例えば、広告を流すにも個人情報の年齢や住んでいる場所、男性か女性か、セグメントを分けて広告を打ってきます。
WEB3.0では自分自身がデータの所有権や制御権を持っており、ブロックチェーンを使用することで、データの保護やプライバシーの向上が可能。
ブロックチェーンではデータの改善は難しく、しかも取引履歴が消えないという「嘘いつわりのない」ことを実現することができます。
WEB3.0はブロックチェーンによって、「誰と誰が取引したのか」を追えますので、嘘偽りの取引をすることができます。
トレース「Trace(追跡)」という言葉とアビリティ「Ability(能力)」という言葉を合体させて、「トレーサビリティ(Traceability)追跡可能」と呼ばれています。
③ユーザーエクスペリエンスと参加の促進
Web2.0では、主要なプラットフォームが中央集権的なアーキテクチャに基づいているため、ユーザーの参加やコントリビューションは限られています。ユーザーは主に情報の受け手としての役割を果たします。
Web3.0では、分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトを通じて、ユーザーの参加とコントリビューションが促進されます。ユーザーは自分自身のデジタルアイデンティティを持ち、デジタルアセットを所有・交換・販売することができます。また、分散型ネットワークにより、よりオープンで透明性のあるコラボレーションが可能になります。
WEB2.0では、中央集権のルールに基づいているので、ユーザーはそれに基づいて活用しています。
Twitter(X)でもYouTube、Instagramでも、バズってるインプレッションが高い方だけ情報が流れてしまい、人によっては偏った情報だけ受け取ります。
また、インフルエンサーや、偉い人の意見によって左右されてしまう世界です。
WEB3.0では、分散型WEBですので、中央集権を持たず、ユーザーの参加によってなりたってきます。
NFTでもトークンでもユーザーが多いから価値が生まれ、ユーザーの参加や活動、トランザクション(取引)がないと価値は落ちていきます。
ビジネスモデルと経済の変革の観点
WEB2.0ではユーザー参加型のコンテンツやソーシャルメディアの普及により、個人や企業が情報を発信し、マーケティングや広告などを行うことが容易になりました。
一方、WEB3.0では分散型のネットワークやブロックチェーン技術の活用により、データのセキュリティや所有権、プライバシーの保護が向上し、トークンエコノミーや分散型アプリケーションが台頭しています。
WEB3.0はまだ進行中の段階であり、様々な技術とビジネスモデルの実験が行われています。具体的な変革の形や影響はまだ完全には明らかではありませんが、分散化とデータのオーナーシップに焦点を当てた新たなビジネスモデルや経済の形態が生まれる可能性があります。
これからのWEB3.0という新しい時代に向けて、色んなビジネスが展開されていくことが日本において良い経済圏になると信じています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?