日本全国へ、離島より。
みなさん、初めまして。
本土からフェリーで約四時間、自然あふれる離島に暮らす高校生です。
はじめてとなる今回は、島留学について少し、語らせていただきます。
まず、最初の一文を読んで、
「本土からフェリーで四時間」そんな時間かけてまでわざわざ行く必要あるの?
そう思ったアナタ!
あるんです。
この島には、時間をかけてまで行く価値が、あるんです。
さて、その価値ってなんなのか。
「所詮本土から隔離された離島でしょ。」
そう。正直、自然以外はなんもない。(あ、最近できたホテルはある…)
コンビニはおろか、スーパーすらない。娯楽施設なんてもってのほか。
流行に敏感な高校生(たぶん)には、かなり厳しい環境。
その中に、私たちが見出す価値。
私たちが、島の高校に集まる理由。
みなさん、メモとペンの準備はいいですか?
それでは、お話ししていこうと思います。
①島の美しい風景
なんと言っても、まず最初に挙げたいのはこれ。
飲み込まれそうなほどに美しい自然と、見事に調和の取れた集落。
近くのビーチだって、運が良ければ独り占めできてしまう。
どの時間帯も、まったく違う表情を見せてくれる島の雄大な自然は、私たち高校生の心をゆるりと解してくれます。
②あたたかい地域の方々
自分の暮らす地域の人たちがあたたかい、というのは思ったよりも重要で、
というのも
商店に買い物に行くだけでたくさんの大人と言葉を交わすし、
釣りに出かけたら「今日はどんな感じ?」と声をかけてくれる。
近所付き合いが疎かになりがちな現代の私たちにとって、自然と歩み寄ってきてくださるような地域のみなさんはとても希少な存在だと言えるでしょう。
もちろん、私たちが何もせずにいるわけではありません。
個々が自分の役目を果たし、地域活動に貢献しているからこその優しさです。
もし、あなたが都会の喧騒に飽き飽きとしているのだとすれば、休養を目的に長期間来島することを、地域の方々は心から歓迎してくださることでしょう。
③圧倒的、挑戦しやすさ
「え、島なのに?」
そうです。島なのに。
挑戦へのハードルが、きっとそこら辺の街よりも全然低い。
大人も子供も、島外から来た高校生だって、たくさんの挑戦に囲まれた毎日を送ることができます。
そこに「成功か失敗か」はありません。あるのは、「挑戦から何を学ぶか」です。
何かにチャレンジしてみたいけど、怖くてできない。
そう思った画面の前のアナタ!
大歓迎です。
この島には、一緒に何かに挑戦してくれる仲間がたくさんいます。
何かしたいことがある人だけでなく、全人類にぜひ、一度は体験していただきたい環境です。
さて、ここまで三つほど私たちが離島に見出す価値をお話ししてきましたが
みなさんはこのnoteの違和感に気が付きませんでしたか。
「で、結局どこやねん」
そう。こんなにも来て欲しい、体験して欲しい、という思い全開の文なのに、明確に場所が書かれていない。
ハイ。
先に言ってしまうと面白みが半減するかと思って、濁していました。
では、最後になりましたが、私たちの暮らす島をご紹介させていただきます。
島根県、隠岐島郡、島前。言い切ってしまうと海士町。
日本全国のみなさんにお伝えしたい、離島ならではの価値が眠る町です。
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