小説『モブおじだって恋リアしたい！』第二章開始！第九話：青春、めんどくせ を公開しました。
こんばんは、雌蛸です。
短編で間を繋ぎつつ、ようやく第二章の執筆を開始しました。きっかけは、藤本タツキ先生の『フツーに聞いてくれ』です。
結局、タツキ先生にやる気をもらっているアタイ…漫画の内容と『モブおじだって恋リアしたい！』でごっそり削ってしまったプロットが重なっていたんです。
当初、主人公の藤村アサヒさんは極右団体に所属している設定でした。陰謀論に染まっている設定は残したのですが、もっと内部のデロデロしたイデオロギー対立とゴタゴタが入っていたんです。
望むと望むまいと人は勝手に噂する。
それを第一の山場とするつもりだったんですが、政治色が濃くなりすぎるのもなあ…と削除してしまったわけです。けれど、モヤモヤは消えず。
漫画を読んで、誰かがそれを表現してくれたらそれで良かったんだ…という気持ちになれました。スッキリです。
今あるプロットで、最後まで走りきります。
あらすじ：
「恋リアメンバーは同性を好きになってはいけないの？」爆弾発言をして、教室を飛び出してしまった冨永さつきを追いかける、槇島ハルトこと藤村アサヒ。一方、残ったメンバーもそれぞれの不満や思いをぶつけ合う事となり…
登場人物紹介：
藤村アサヒ-40歳。飲酒運転で起こした事故が原因で休職中。槇島ハルトと入れ替わる。恋リアに出演することに。
恋リアメンバー
和賀タクミ-17歳。ハルトとは同級生で親友。とっても真面目、距離が近い。
北添(きたぞえ)ミコト-18歳。有名私立高校3年。芸能一家、有名俳優の息子。
成瀬(なるせ)凛子-17歳。有名私立女子高校2年。モデル。タクミとは幼なじみで遠縁の親戚。タクミの事が好き。
冨永さつき-16歳。凛子の事が好き、同じ学校で一学年下。元天才子役。
りるなな-年齢非公開。とある目的のために番組出演することに。ミコトを狙ってる
宇佐美P-番組プロデューサー。人の良いおっさん。
中田D-番組ディレクター。宇佐美Pの知らない所で、思惑ありな感じ。
雌蛸から一言：
まるっと恋リア回です。思春期独特のグダグダ感が書けて良かったです。アオハルって、大人になってから美化するので胸が焦がれるような美しさがあるんだと思います。
当時の自分まで遡って振り返ってみると、大概にグッダグダでした。好きな人がいるのに、別の人から告白されたら好奇心で付き合ってみようとか、キスしてみたいから…とか。
最初に付き合った人なんて、ハンバーガーを食べる時の顔が嫌っていう理由で別れてるんです。人って食事する時、あんなに顔面崩壊すると思わなかった。
若さ独特の潔癖さや傲慢さに、好奇心が加わって、とにかくアンバランスなんです。そういうのが良いなって。
これから槇島家と藤村家のエピソードもどんどん加わって行って、本丸の山場へと突入していきます。
性癖丸出しでござる、みたいなのは短編で消化しつつ
こちらはこちらでぼちぼちと更新していきます。
お時間のある方、お暇な時にでも、目を通していただければ幸いです。
縦書き読みを想定して書いてますけど、横書きでも読めると思います。
