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これからの時代に必要な力

私は今コーチングの会社を経営している村岡と申します。よろしくお願いいたします。この文章は動画を文字起こししたものになるので、読みにくいところがあるかもしれませんがご了承ください。

今回、私が伝えたいことを考えてみました。で、そのタイトルが「これからの時代に必要な力」っていうすごいタイトルになっちゃったんですけども。

これからの時代、世の中ですね、どうなっていくんでしょうか。今後私たちが生きてるこの現代において、今後世の中ってどんな風になっていくんでしょうか。

未来予測みたいなところですね。知識がある人とない人で格差が広がっていき、それによって富の格差が広がっていくんじゃないかっていう予想とか、なんとなく来年はどうなっていくんだろう、3年後ってどうなってるんだろうっていう風に考えると思うんですけれども。ではその時私たちはどんなスキルを身につけていけば稼げるのか、どんなスキルを身につけていれば仕事に困らないんでしょうか。

MBA持ってたらどうでしょう。これから先も仕事に困らないでしょうか。公認会計士は?弁護士は?他にはどうでしょう。いろんな資格ありますよね。どんなスキルを持っていたらこれから先も稼げるんでしょうか。

実はですね、この問い自体が意味がなくなってしまってきてるんですね。
これどういうことかというと、「どんなスキルを身につけていけば稼げるのか」とか、この世の中ってどうなっていくのかなって考えること自体が意味がなくなっちゃった。なんでかっていうと、予測できないからです。未来予測は出来ないし当たらないということです。

テクノロジーがすごい速度で進化していて、仮想空間に新宿の歌舞伎町が作れちゃったり。AIも人間の能力を超えて、クローンも出来るし、遺伝子操作で発光するウサギもできるし、ネズミに人間の耳を生やすこともできる。5年後の私たちは肉体を持ってるんでしょうか。わかんないです。脳みそだけでドローンを操作してるかもしれないですね。月で。ムーンショット計画とかも発表されてますけれども、これは冗談なのか。そうではない時代になってきている。

テクノロジーの進化に私たちの脳みそってついていってるんでしょうかということになってくるわけです。そうすると今後どうなってくるのかなって考えてもそんなに意味がないってことですね。

どんなスキルを身につけていけば稼げるのか?この問いになぜ意味がなくなってしまったのか。考えても予測できないことに加えて、もう世の中に人間が解決する問題がそんなになくなっちゃったということもあります。これは正解がコモディティ化しちゃったからですね。

コモディティがちょっと難しいですけど、一般化、みんな答え知ってるって事です。分かりやすいのがChatGPTですね。

じゃあ会社を年商1億の会社をやりたい、どうやってやったらいいですかってChatGPTに聞いてみてください。もう正解がそこにあるかもしれないですね。

それって間違いじゃないですよね。いろんな人からデータを得て出た答えなんで、間違ってはいない。ということは、ネットが使える人だったら、年商100億の社長でもニートの人でも正解をみんな持ってるんです。私たちみんな正解を持ってるということです。

ということは、問題を解決する、その問題がなくなっちゃったってことです。
洗濯機がないから手で洗濯物洗わないといけないんです。手で洗うのが大変だし、時間がかかるから洗濯機を作ろう。より良い洗濯機を作ろう。そうして今はボタン押したらホカホカに乾いた洗濯物が出てくる洗濯機がたくさんある状態になった。私たちが洗濯機作る必要がない。そんな身の回りにある解決すべき問題はいまや少ないですよね。物が多いし、不必要なものが多いですよね。

この会社の問題点は何ですかって小学生がAIに聞いても、家賃比率が高いですとか、広告比率が高いですとか、すぐ分かっちゃう。サイエンス的な答えはね。

ではこれから私たちが答えを出さなければいけない問いが出てくるわけです。今後の世の中において、それ問いが『どんな人生生きたいんだ?』ってことです。どんな人生を生きたら幸せなんですかということです。

自分で自分の人生の答えを決める。これからの時代に必要な力。それは【課題を自ら設定する力】です。

問題がなくなっちゃってる。なぜなら、この資本主義において、みんなが役に立つこと、問題を解決することでお金を稼ごうとした結果、何でもやってくれます。困ることない。寝っ転がってたってウーバーイーツでご飯運んでくれるんだから、ご飯をスーパーに買いに行く必要もなくなっちゃった。コンビニ便利ですね。コンビニまでご飯を買いに行く必要もなくなった。家にいながらね、好きなネット配信者のゲーム配信を無料で見ながらハンバーガーを持ってきてもらって、洗濯物もボタンを押せば洗ってくれる。暇ですよね。

余暇に耐えられないって言ってるんです。昔の哲学者は、人間はその余暇に耐えられない。だから意味のない仕事をしている。いわゆるクソ仕事ってやつです。やんなくてもいい仕事をわざと作って、それをやってるように見せかけて、だから私たち本当にやってる仕事ってもしかしたら1日2時間分ぐらいからないかもしれない。この書類って本当に書く必要あります?みたいなクソ仕事をしているのが、実は7割8割あるんじゃないかということです。

では、自分の人生どう生きたいのか。自分の課題は何か。何をしたら幸せなんだ、私。というのを考えられない限り、幸せに生きられなくなっちゃうということ。課題を自ら設定する力ですよね。

自分の外に解決する問題を探すことから、自分の内側から達成したい課題を設定することに変わってくるということです。

自分ではなく自分の外にね、なんか問題ないかな~と探すことからではなく、自分の内側から「何をしたいんだ」と自分が課題を設定する力。これが重要になってくるということです。

自分で自分の人生の答えを決める。この一見するとなるほど、まあそうだなと思ったかもしれません。ただここに特に日本人にとって大きな壁があります。この「自分で自分の人生の答えを決める」という、これ。これが私たち日本人にとって大きな壁を感じる人が多いということですね。それがどういうことか。

それが私たちの意思決定、何か決める時に、意思決定を司るビリーフシステムというものがあります。これはノーベル経済学賞を受賞しているダニエル・カーネマンさんが提唱している、意思決定のフローで有力な説なんですが、意思決定の95%は私たちの無意識(システム1)と言われるところが決めている。で、この5%が今私たちが頭で考えている有意識(システム2)のところですね。ここで考えている。私たちって1日に6万回の意思決定するって言われてますね。1日に6万回。6万回のうち95%は無意識が決めている。そして5%が有意識、頭で決めているということですね。で、正解、答えを自分で決めていくといった時に問題になるのがこの無意識の部分(信念ともいいます)。私たちの無意識に何が入っているかということです。

あなたの価値観みたいなものです。あなたの世界。あなたが何を判断の基準にしているかという価値観、ものの見方ということですね。それが16歳くらいまでに大体の部分が固まっちゃうと言われている。ということは私たちは教育を受けてきてますよね。日本の教育を。日本の教育システム上、私たちは勉強をして知識をつければ答えが分かるという無意識、信念を持ってるんです。

勉強して知識をつければ正解見つかってきたじゃないですか。そういう教育を受けてきた。ABCD4択の中に正解があります。どれが正解でしょうか?勉強して、調べて、答えを知っていればCが正解だとわかる。これは大得意です、私たち日本人。でも、この議題について、なぜ織田信長はこの戦いでこういった戦略を取ったんでしょうか?あなたの考えを述べなさい。これは超苦手です。正解がないところに自分の正解を作るというトレーニングを受けてきていないです、私たち日本人は(まぁこれは意図的なんですが)。だから自分で自分の人生の答えを決めるということが苦手な教育が私たちの無意識、信念、このビリーフシステムに組み込まれちゃっているから考えにくいということになっているわけです。
ただこれからの世の中において、その力が必要になってくるということですよね。

もう一つ、この無意識のところで重要なのが、元々のあなたに備わっていなかったものが入っているわけです。例えば、世間体。

もしあなたのね、あなたにお姉ちゃんがいて、あなたのお姉ちゃんが男の子を産んで、その男の子が小学校に上がってランドセル買ったよ~ってあなたに見せに来た。そしてそのランドセルがピンク色だったら、どんな感情が出ますか?

無意識から感情が出てきます。ピンクのランドセルを見てどんな感情が出ました?私だったら「男の子なのにピンクなんだちょっと変わってるな」という感情が出ました。それは男は黒、男らしいは黒、女の子は赤という教育を受けてきたから。だから男の子なのにピンクなのかっていう感情がこの無意識、信念から出てくる。私たちの感情はここから出てきてるわけです。

ではその無意識にですね、例えば「30代で貯金っていくらあるのが普通なのかな?」っていう風に考えた時にも、もともと私たちが持ってたものではなくて、教わったものがここに入ってくる。あなたの意思決定に常についてまわるって事です。後からついたここの部分があなたの意思決定に影響を及ぼしてる部分に気づけるかということです。

一流企業に勤めた方がいいですか。一流企業の方が立派ですか?どうでしょう。三菱商事に勤めていて、東大を出ている。聞いたらどんな感情が出てきます?優秀なのかな、すごい立派な人なのかなと最初から思うかもしれないですね。

ここで大事なのは本来のあなたはそれをかっこいいと思いましたかということです。

年収が高いこと
一流の企業に勤めていること
資産を形成していること
フォロワーが多いこと
立派な父親になること

あなたが目標を立てるとします。こういう人生を生きたいと今考えますね。こんな人生を生きたら幸せかもしれないって考えましたね。その時にこれを考えてほしい。

それ本来のあなたが喜ぶことですか?

本当に?本当にあなたが欲しいものですか?本当に立派な父親にならなきゃいけないですか?立派な父親ってなんですか?

どうやって生きたかったんですか?あなたが5歳の時は。
5人の戦隊もののヒーローがいた時に何色が好きでしたか?なぜその色が好きだったんですか?それは誰かに教わったものじゃないですよね?もともとあなたが好きだったものです。自分が小さい時好きだったもの。粘土で遊ぶのが好きだった、絵を描くのが好きだった。それは教わったことじゃないかもしれない。もともとのあなたが好きだったことです。

その本来のあなたの上に、教育だったり、経験や、「こうするといいよ」って言われたものがついていて、無意識を上書きされている。

もともとの自分に備わっていなかった選択の基準でどう生きたいかを設定しても、本来のあなたは幸せを感じにくいんです。一流企業に入ったら幸せになるよ、年収1000万超えたら幸せになるよ。ならないよ。それら自体が欲しくて生きてた子供はいないからです。

じゃあその小さい時どう生きたかったのか。本当の自分はどう生きたかったのか。そこが大事ってことです。

では本当の自分が生きていきたい人生を見つけるにはどうすればいいんでしょうか。

三つあります。
一つ目は「本気で取り組む」ことです。
あなたの周りについてきた、余計な価値観ではなく、あなたが「良かった」と思ったこと、それに本気で取り組んでみる。何事でも。めっちゃ本気でやります。

私の人生を変えた質問の一つ。
「今までの人生で一番楽しかったことって何ですか?」

皆さんの人生で、今までの人生で最も楽しかったこと。考えてみてください。一番楽しかったこと。

私はその時に1位に上がったのはアメフトの練習だったんですね。

あなたが思い描いたその1位、あなたが本気で取り組んだことじゃないですか?合コンで女の子と遊んでた時が楽しかった、違いますよね。

人生で一番楽しかったのは、あなたが本気で何かに取り組んだことです。本気で取り組んだことしか記憶に残りません。本気で取り組んだことしかあなたの人生には刻まれません。

何でもいいです。例えば本ありますね。おすすめとされた本を、「あ、これ誰々がおすすめしてたから読みますね。」という読み方をした本の位置付けと、死ぬほど本気でこの本を読む。本気で読んで何かを見いだそうとして読む。何かを書きこんで、いろんなことをメモして、本気でこの本を読みこんでみてください。その本はあなたにとって重要な本になるんじゃないですか?

その状況は誰が作ってるんでしょうか?これは自分が作れます。何でもそうです。今あなたがしてる仕事、死ぬほど本気でやってみてください。そしたらそれはあなたの人生に刻まれると思います、きっとね。そして本気にならないと本当の自分が分かりません。なので、めちゃくちゃ本気出してみてください。

2番目、自分の直感を大事にすること。

この仕事にするべきかな、あっちの仕事にするべきかな、この人と結婚するべきかな。など重要な意思決定の時がありますね。この会社を辞めるべきか、それとも自分で起業するべきか。その時大事にしてほしいもの。勉強しないでください。勉強しなくていい。知識つけなくていい。「あなたが楽しそうと思う方」を選んでください。そうすると絶対後悔しないから。だって、あなたが決めたんだもん。「こうするといいよ。この会社に行くとこうだから、こっちの方がいいと思うよ。」試しにそのアドバイスで決めてみてください、あなたが決めたことじゃないから絶対後悔します。でも直感だったら、「あ、こっちの方が面白そうかも。こっちの方がいいかも。」行っちゃえ!行きましょう、あなたの人生なんだから。そして、それを正解にしよう。絶対よくしよう。自分が良さそうと思った方を選ぶ。すごく大事なこと。あなたから出てきた直感なんだから。人の意見とかも聞かなくていい。

3つ目、知識をつけるだけではなく、実際に試しながら探すこと。
なんかやるとき、勉強するのはもう得意。私たち勉強するから、知識つけるから、本読むから。それはもういい。何も知識つけなって言ってるわけじゃない。だけどその知識を貯めてばかりいないで、試してください。試しに1回やってみてください。で、「あ、私この仕事全く手が動かなかったな。」とか「お金払って始めたけど全然できなかったな。」それを体験してください。「私この仕事は全くできないんだ。」「え、私驚くほどできないんだけど。」を体感してください。「私動画編集もできるかもしれない。」すぐやってみよう。動画編集ソフト入れよう。そしてやって、「できねえや。」「意外とできるわ。」それを知って、自分を知ってください。

その経験からのみ自分の正解が分かります。経験からのみね。だってインターネットにはあなたが楽しいかどうか、なんかわかるわけないんです。あなたのこと知らないんだから。

あなたの外にはもう答えはありません。あなたの中に答えがあります。あなたの中にしか答えはないです。

あなたの最高の人生はどんな人生でしょうか?どんな人生を生きたいですか?明日死ぬかもしれない。人の言うこと聞いてる場合じゃない。別にお金なくても日本は死なないです。大丈夫だから。なので自分の直感を信じて、行動する。ただ責任は自分で取るんだよ。そしてその責任を自分で負うことで、でかくなるから。責任を負おう。

自転車乗るとき、みんなどうやってやりました?補助輪取るとき。転ばないで乗れるようになった人いますか?私はいっぱい転んだ。けど、人生において、人生うまくいかせたいんです。人生うまくやっていきたいんです。でも転ばないでうまくいく方法ありませんか?無いよ。って話ですね。転んでください。いっぱい。で人がチャレンジして転ぶのを防ごうとする人もいるんだよね。「これやめたほうがいいよ。」って、いや、失敗した方がいいよ。私から言わせれば、これは私の意見だけどね。

転んだ方がいいです。いっぱい転んでみ。20代の時にいっぱい転んだやつほどうまく自分を乗りこなせると思います。本当の自分の声を聞いてあげてください。

これからの時代に必要な力についてでした。

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