統合失調症・発達障害を抱えた僕は仕事とどう向き合っているか

こんにちはあまたつです
今日は精神障害を抱えた自分がどう仕事と向き合っているか、また仕事観を語ります

健常者の方でも仕事は修行のように苦しい日々を過ごしているかと思います。

では統合失調症や発達障害を抱えた僕にとって働くというのは「恐怖心との闘い」なんです

健常者の方は仕事ミスしたら上司に怒られるの怖い、ノルマ達成できるか怖い、タスクが終わらないの怖いというのが一般的だと思います

僕の場合は、鉄格子の独房に監禁される恐怖と戦っています。

鉄格子の独房と聞くと物騒に思えますが、精神科の入院病棟には保護室と呼ばれる隔離部屋があります

僕が初めての入院したときは妄想が酷く、幻聴(僕の場合、音が聞こえずテレパシーみたいに脳内に届く)があり、診察が終わったら保護室に入れられました。

自殺防止や同じ病棟内の人に迷惑をかけないように入れらました。

入院当初は任意入院(自分の意思で出られる)でしたが体調が悪化したことにより自分の意思で出られなくなりました

１ヶ月半も保護室に入っていたため、一時期はもう退院出来ないんじゃないかと諦めかけていました。

しかし無事、鉄格子の独房(保護室)から出ることができました

退院した今では保護室の存在に感謝していますが、二度と入りたくありません

仕事の話に戻りますが、現在はB型作業所というところで働いています。B型作業所は統合失調症や身体障害、知的障害など一般企業で働けない人が通う施設です

A型作業所というのもありますが、違いは最低賃金はA型作業所には支払われて、B型作業所は時給が100～200円くらい(作業所よって値段は変わります)

通っている作業所の作業内容はメインは飴の袋詰め、老人ホームの洗濯など様々です

飴の袋詰めは簡単ですが集中力が必要で何度か体調を崩しています。

時給は少ないですが働きやすく、職員さんが作業内容を考慮してくれています。

しかし工賃が安いため作業中は余裕があるとき、次はどこで働こうか妄想するときがあります。

友達から聞かれて一番つらい質問は「今の仕事の給料いくらぐらい？」です。二番目につらい質問は「今、仕事何やってるの？」です

この質問が来たらメンタル削られます

大学時代の友達はみんな一般企業で働いて一人暮らししている人もいますし、結婚している人もいます

みんなそれなりに働いているのに、自分は働いてない負い目を感じることもあります。

時給200円ぐらいで働いているのは胸をはって生きていけません

僕もA型作業所やパートに行って最低賃金でもいいから働きたい。そう思うときに出てくるのが鉄格子の独房に入れられた恐怖心です。

今のB型作業所の環境だと大きく体調を崩すこともありません。ずっとB型作業所で働きたいですが、親が亡くなったり働けなくなった時はどうしようかと不安になる日もあります

かといってA型作業所やパートに行く恐怖心(トラウマ)がぬぐえないです

今は週2日しか作業所に通ってませんが、来月から週3日になります。
順調に週5日まで増やせれたらA型作業所に見学したり体験してやれるか確かめたいなと思います

B型作業所は給料は安いです。
よく仕事の話をする美容院の人はショボいなと思っているかもしれません。
しかし、長い間B型作業所でコーヒーのマスターやった知人からは「B型作業所も立派な仕事だよ、胸はっていいんだよ」と言われて少し救われた気がします

僕は統合失調症の他に躁鬱病、アスペルガー症候群、診断はされてないですがADHDを抱えています。

アスペルガー症候群は興味の範囲が狭いので、興味の外にあることだとやることが苦痛になってストレスフルになります。

以前人事総務部で事務職をやっていましたが、ADHDのせいかパソコンに向かい座り続けることが出来ませんでした

発達障害のおかげかわかりませんが、ブログを書くのはできますし、いい面も悪い面もあります

何がきっかけで働くのに障害が出てしまうかが分からないので、鉄格子の独房に入れられる恐怖心がまたひょっこり顔を出します。

トラウマ治療に関しては、知人から教えてもらったトラウマ・不安を失くすCDを買い、聞いているので前よりは和らいでいます

統合失調症や発達障害を抱える人にとって仕事は鬼門になりやすいです。
ストレスになりやすいポイントや体調維持の工夫など、自分一人で抱え込まず職員さんや病院のケースワーカーさんに相談してみて対処していけたらと思います

以上で終わりたいと思います