レッテルを剥がしたい
この前、電車の中、満員電車に揺られながらゆらりとしていたら…
視覚障害者の人が乗ってきて、すかさずイヤホンを大音量で音漏れするように聞いていたのです。
「あんなに大音量だったら降りる駅がわからないんじゃ…」と心配していたのだけど、
その方は自身が降りる駅になると、すぐにイヤホンを外してスタスタと降りて行ったのでした。
私はその行動がどうしても気になって、
考えたんだ。
なるほど。
音楽で乗車駅〜降車駅までの時間を把握しているのだなと。
今までの人生で大丈夫ですか?や何かと気を遣われる事も多かったのだろうなぁと。
自分で編み出した自分自身の " 必殺技 " のように思えて、なんだかその行動がすごくかっこいいなぁと思ったんだ。
発達障害や色んな障害があったりする世の中だけど、「きっと大変なんだろう」と言うレッテル。「普通」に扱うって事がそれが優しさなのではないかと思ってきた。
興味がないとは違う。できる事は自分でしたい。それは、健常者も非健常者も同じ健全な考えなんだと思った。
手助けできる事はなるだけしたい。けど自分の意思でしたいって時は、意思を尊重したいな。
昔、派遣社員で働いていた職場で、発達障害の人がいて、自分でもその人は公言していた。
その人はマーケティング部だったんだけど、すごく部署でイジメられていたんだ。
そのマーケティング部のリーダーが、「あいつは発達障害だから飲み会誘わないでおこう」「お前は発達障害だから」と怒鳴ってるのもみた。そうゆうのが当たり前になっていた。
そのマーケのリーダーはイタリアを飛び回っていたらしく、いつもスカーフを巻いていたような気がする…
髪型もゆるいテンパで、私はその人を心の中で「ベートーヴェン」と名付けた。
ベートーヴェンは、完璧な指揮で周りの信頼を得て、人望も厚かった。
完璧な指揮で、周りの人を虜にして、社内の女の子を何人も惚れこませていた。
完璧な指揮でいじめていた。
ベートーヴェンの指揮ならみんな言う事なら間違いないと…
一つの案件が終わった時に違う部署だったけど、私もメールをダイレクトにきた。
たまたまその発達障害を公言してる方を怒鳴ってる姿を目撃してしまって、色んな気持ちが悶々とした気持ちが込み上げてきて、
「ベートーヴェンからメールが来ました。」
と思わず心の声が漏れて言ってしまった…
うちの部署の人たちは笑ってくれて良かったけど、惚れた女たちには袋叩きにされていたかも知れない危なかった…(遠い目)
でも指揮官が言う事が全部が全部、正しいわけではないよね、そんな人間として当たり前の価値観ブレたくないな。
指揮官だから正しいって言う、レッテル。
発達障害だから仕事できないって言う、レッテル。
レッテルを貼られた時のフィルターって怖いな。てそこで思ったんだ。
そして最近の推しの宮坂七海さん。
「聞く事以外なんでもできる」
こんなかっこいくて可愛い女性、好きになるー
以下、サイトからの引用。
パラリンピックではなく、オリンピック出場を目指す、ろうのクレー射撃選手宮坂七海さん。聞こえないことを強みとした高い集中力を武器に、2024年のパリ オリンピック出場を目指して日々腕を磨いています。パラリンピックではなく、オリンピック出場を目指す、ろうのクレー射撃選手、宮坂七海さん。聞こえないことを強みとした高い集中力を武器に、2024年のパリ オリンピック出場を目指して日々腕を磨いています。“聞こえる”コーチや仲間とは、ジェスチャーや筆談で会話をし、“聞こえる”コーチや仲間とは、ジェスチャーや筆談で会話をし、“聞こえない”自分のまま、コミュニケーションを深め、実績を上げてきました。聞こえる世界で挑戦を続ける、宮坂さんの姿を追いました。
剣道もクレー射撃も、互角に戦う。
自分の弱点を強みに変えてる。すごいな。強いな。
何かの”レッテル”を貼られる事が必ずある。
そんな時は彼女のように “必殺技” に変えれる
ような強い女性になってみたいな。
※ ベートーヴェンと言うのもレッテルかもしれませんが、ここではどうか使わせてください。